潜むもの

夕方までは台本書きと資料読み作業。

どんどん、厳しい状況になっている。
自分のセリフが一番多いので当たり前なのだけど、逆にいえば、それ以外に方法がなかった。
なら、やめりゃあいいって話だけど、そういう追い込まれ方をされてきて、やめなかったから今でも続いているわけだ。

6時から稽古。
芹川、声が出ないため休み。
一昨日、もっとひどい声の時は、飲む気満々で来てたのだが。

芹川が稽古中に毒を吐くのも、結局はおれが持っている毒の部分が、彼の中に蓄積されてきた結果じゃないかと思っている。
自分についていえば、時々、とても腹が立つ時があり、それが色々な言葉や態度に出て、周囲に毒をまき散らす。
その毒は巡り巡って自分にあたる。
なぜ、そんなに腹が立つのか、理由がわからないこともある。
わからないのに腹が立ち、妄想が脳内をぐるぐる周り、へとへとになる。

もしかすると、過去の様々なトラウマによって、自分の中には憎しみのようなものが、魚の目のように潜んでいるのだろうか?
だとすると、そいつを見つけだし息の根を止めるか、あるいは共存しながら憎しみがより強くなるのを防ぐか、いずれにしてもそいつとなんらかの対決をしないといけない。

台本稽古とエチュード稽古を交互に行う。
粕谷さんのシーン、変わったものが出来た。

稽古後、西荻まで百合香さんと歩きながら話す。
昨日、芹川の役と交互にやったエチュードについて、思ったことを色々聞く。