休みは、働いてる方がマシだった

7時起き。
すぐシャワーを浴びた。
一応6時に目覚ましをかけていたが起きられなかった。

ゲリラ豪雨が続くが、新宿は無事だった。
梅雨明けが近いのだろう。
7月のこの時期は、年によって気候がまるで違う。

高校の時は試験休みというのがあって、期末試験が7月の最初の週に行われた後は、10日間くらい学校が休みになった。
一学期最終日に登校して、あとは夏休みが40日続いた。
体感的には50日間休みだった。
大学の時は9月の第一週だけ講義があり、その後10月第三週まで秋休みというのがあった。
7月から10月まで3ヶ月弱、ずっと休みだった。
休みに恵まれていたんだなと思うが、有効に使ったかというと疑問だ。

高校の時はバイトもしてなかったから金もなく、時間をただ持てあましていた。
テレビを深夜まで見て、昼近くまで寝て、起きたらゲームをして、飽きたら夜中に外の町を自転車でうろうろしていた。
大学の時もそうで、バイトがないときはだらだら過ごしていた。
大抵は働いていた方がマシだった。

夏のバイトで思い出すのは警備員だ。道路工事の棒振り。
南葛西、木場、門前仲町、佃、飯田橋、銀座、矢来町、平和島、北千住、下谷、東墨田、霞ヶ関、上野。
その辺りでやった。夏だったから出来た。
20回くらいやったら丁度秋休みが終わったので辞めた。
稼いだ金でオーディオ機器を買った。

夏にそれだけ休むことは大学の時以来ないのだが、金があってこその休暇だ。
大人で、金がなくて休みがあるというのは、失業中とあまり変わらない。

夏も働くのが当たり前になって久しいが、もし今、ひと月以上の休みをもらったらどうするだろうか。
使い道に困ってしまうだろう。
一週間くらいがちょうどいい。

夕方、笹塚へ。
百均で種苗を探すが売っていなかった。
下北沢に移動しダイソーで探してもなかった。
この時期は売っていないらしい。

ファーストキッチンでベーコンエッグバーガー食べる。
高い。
マックのハンバーガーの値段に慣れてしまい、200円を超えるとどのバーガーも高いと思ってしまうが、1990年代前半はどれもそのくらいの値段だったから、今の300円台はまっとうといえばまっとうだ。
原価を考えるとまっとうじゃないけど。

7時半、下北沢小劇場へ。
百合香さん出演の、ああルナティックシアター観劇。

橋沢さんと佐々木さんという重鎮が、若手を鍛えるためにやっている公演のようだった。
途中、二人に何度も突っ込まれ、頭が真っ白になっている様子の若手がいた。
見ている分には面白いが、やる方は大変だろう。

橋沢さんと佐々木さんは当然のように面白いのだけど、後に続く若手はただいま養成中といった感じだった。

百合香さんは、急遽橋沢さんと役を交代したらしかったが、安定していた。
終演後に話を聞くと、稽古は一回しかしてないとのこと。すごい。
山口弘くん見に来ていた。駅まで歩きながら話す。

10時過ぎ帰宅。

完熟手前のトマトを摘む。
風のため、茎が倒れていたので、ヒモで支柱に結ぶ。
ほんの少しの作業をするだけでも、足のあちこちを蚊に刺された。
「蚊とりん」配置済みだが、効果が出るのはまだまだ先のようだ。

尊敬し、ファンだった俳優が、芝居を辞めるという話を聞く。
残念極まりない。