不在で感じる存在感

8時5分起き。寒くなると起きる時間が遅くなるのは、日の出時間が遅くなるからだろう。今の8時5分に寝室に差す明かりは、7月初旬の5時半頃と同じなのだろう。

起きて、ご飯と味噌汁となすのぬか漬けを食べた。ぬか床は夏からずっと冷蔵庫に保存している。寒くなったので外に出してもいいのだが、室内は冷蔵庫より暖かいので、漬かる時間が早くなる。なすは、ゆっくり漬けた方が色落ちが少ない気がする。このままでいいだろう。

昼、aviutlを何気なく起動し、ついでに本家サイトを覗いたら、6年ぶりにバージョンアップ版が公開されていた。いい偶然だと思い、インストールし直しついでに、使い方サイトを見て復習した。

夕方、アトリエファンファーレにて、なべさん出演の舞台観劇。
別荘を舞台にした密室劇で、冒頭からしばらくは舞台設定になじめず集中出来なかったが、中盤から後半までの展開が面白かった。なべさんはいい役を演じていた。
平凡な家族が、台風の中車が故障して往生し、近くの別荘に一日だけ泊めてもらうという話だった。別荘の持ち主は金持ち家族で、平凡家族のやっかみや羨望が対立構造をつくっていくのかと思いきや、不思議な融和があり、ミステリーの要素も多少混じった、すぐれた本だった。
舞台美術はリアリズムだった。演技もここはそうあるべきだろうと思ったが、デフォルメされた演技も混ざっていた。演技スタイルに統一感があればもっと面白かったと思う。あと、ラストに “Here comes the sun” がかかるのはいただけなかった。選曲は難しいところだが、そもそも、音楽じゃないよなあ。せいぜい鳥の声くらいじゃないかなあ、と思った。

OKストアで買い物をして帰宅。
夕食に、ポテトサラダ、唐揚げ、イカ揚げなど食べる。

「イノセンス」見る。
ハードボイルドな娯楽アクションムービーとして楽しんだ。テレビ版や他のバージョンの草薙素子が自分には合わない。最初に「攻殻機動隊」を見て、光学迷彩場面で心惹かれて以来、「その素子」でないとダメになった。
「イノセンス」に「その素子」は出てこないが、不在によって存在が感じられた。アニメビジネス的にはダメな部分なのかもしれないが、こっちはアニメビジネス的なものがどうもダメなので。