副反応体感

昨夜は1時半に床についたが、寒くて寝られない状態が小一時間続き、その後布団の中が温まってきてからも、1時間に1回ペースで目が覚めてしまった。

5時、外が明るくなってから起きた。発熱はしていなかったが倦怠感があった。風邪をひきかけた時に感じる、背筋がゾクゾクする感覚もあった。

(こ、これが副反応というものなのか)

感動した。

副反応が大変だったとつぶやく知人のインスタやツイートを思い出した。ゼリー、アイス、ジュースなどをたくさん買い込んでいたっけ。

よし、オレもアイスを買おう。そう思い、ウィンドブレーカーを羽織り、ファミマまで歩いて行った。外は結構寒かった。

ファミマで、ハーゲンダッツのアイスと、サクレのパイナップル味を買った。歩いて帰宅。足元が少しふらついた。

ハーゲンダッツのアイスを一つ食べた。ラムレーズンではないが、それに近い何か、だった。名前は忘れた。食べようとしたらカチンコチンに凍っていたので、柔らかくなるのを待ちながらネットを見た。

アイスを食べてから寝た。

その後も1時間おきに目を覚まし、その都度水を飲んだりした。

10時に起きた時、ドラッグストアへ買い物に行った。頭痛薬と、水、コーヒーなどを買った。
頭痛薬はイブプロフェン配合のものが副反応に効くというポップが張ってあったので、それに従い、イブを買った。

帰宅し、アイスを食べてからイブを飲んだ。一眠りしてから起きると、倦怠感がなくなっていた。ワクチンの副反応が風邪のひきかけ状態だとすれば、それによるゾクゾク感を取り除く方向に、イブは効くわけだな、と思った。

夜まで、寝ては起き、を繰り返す。

広島中日戦をラジコで聞く。眠くなったらベッドに移動して寝転んで聞く。広島の先発大瀬良が良すぎて、ドラゴンズ打線が打ったヒットは2本のみだった。結果は1対0の完封負け。中日先発の高橋宏斗は良かった。

宮本慎也関連の動画をYoutubeで見る。
選手時代の宮本をほとんど覚えていない。オレのような季節労働スタイルのファンは、テレビやネットやスポーツ新聞から得た情報を100パーセント鵜呑みにして、それをベースに、何もかも知っている人のごとく、戦術とか選手の能力とかを語ることを、野球の楽しみ方の一つにしている。ゆえに、宮本選手の守備とか、年を重ねるごとに成績が上がっていったバッティングとか、コーチングの技術とか、その裏付けとなる理論とかを、まったく知らないできた。そのため、宮本選手のことは、RPG『クロノトリガー』の「時の最果て」に出てくる「ヌゥ」というピンク色の化け物にそっくりな選手というふうにずっと覚えてきた。

野球選手のYoutubeが盛況な理由は、プロの選手が技術的な部分を忖度なく語ってくれるところにある。テレビだと、ここまで言っても伝わらないだろうという意識が選手にあるだろうけど、Youtubeならお構いなしだ。だがしかし、そうした手加減のない言葉こそ、実はボク達腐れファンが本当に求めていたものだったのだ。

宮本さんは他の選手のチャンネルにゲストで出演する時のトークがめっぽう面白い。技術トーク、エピソードトーク、両方いける。ご自身でもYoutubeチャンネルを開設されており、こちらは超硬派な、守備とかバッティングの実践的技術を解説する内容で、こんなのタダで見ていいの? というほど面白かった。「ヌゥ」扱いしていたオレなんか、時の最果てに飛ばされて、永久に副反応に苦しむのがふさわしい。