怒り

朝、トマトを収穫。トマトの周りをぐるっとひと回りするのが大変だった。

朝飯に、トースト、ハムエッグ。

午前中、ストーン氏依頼の仕事に手をつける。参照していたクエリの構造が変わっていたので、それに合わせて修正する。時間がかかった。

昼、『串カツでんがな』でアジフライ定食食べる。なめてかかっていたが、780円でアジフライが2枚と、フリーご飯、フリー味噌汁と、CPに優れたアジフライ定食だった。店員さんも気さくだった。

安倍元首相狙撃のニュースを知る。

安倍氏を批判するのはいい。批判とバッシングは違うが、それでも、バッシングもありとしよう。
でも銃はいけない。その方法を用いてはいけない。過去、引き金が引かれることで、何かが良くなったという歴史はない。

あまりの短絡さに怒りを覚えた。

午後、気持ちがどんよりしたまま過ごす。

夕方、神田へ。歯の定期健診とクリーニングをしてもらう。

西葛西へ。夕食に『タンメントナリ』でタンメン食べる。

心肺停止状態で病院に搬送されていた安倍氏死去のニュースを知る。失血死だった。犯人は41歳の男で、もと自衛官。安倍氏に恨みがあるが、政治的信条に対してではないと言っているらしい。武器は自作の銃器だった。

8時過ぎ、実家帰宅。トマトを50個ばかり母に渡す。

シャワーを浴び、安倍氏死去のニュースをテレビで少し見る。

民主主義の敵、言論の自由、などの言葉を発する人がいた。しかし、その言葉は適当ではないと思う。
犯人は、世の中のため、あるいは自らの政治信条のために安倍氏を狙撃したのではない。ただ、おのれの恨みだけのために、撃った。
その恨みも、直接恨みを買うに至る行為をされたのではなく、象徴として狙いを安倍氏に見定めたということだろう。

民主主義の敵ではない。むしろ犯人は、民主主義の中にいた。慄然とするべきはそのことだ。こうした犯人を、民主主義の社会が作り出すようになってしまったのだ。

民主主義がいけないのではない。だが、ほころびや破れ箇所が放置され続けていたのではないかという思いはある。民主主義だから大丈夫、なんてことはないはずだ。

安倍さんのことを全肯定するつもりはない。でも、こんな死に方をするに値することは絶対にない。そして、犯人がこの行為を自分個人のこととして行った、その狭量さに、怒りを覚えた。