朝、「夢想」を練習し、稽古場へ。師と、家の周囲に出没するドブネズミについての雑談をする。「夢想」自体は、つっかえながらも最後までいったので、スムーズに弾けるよう修練しているが、「慣れだな、いや、慣れだね」と、師にも言われた。
午前中、ドキュメント作業。ツールを自分で動かして、使い方マニュアルを作成する作業であるが、そのツールは2020年頃にいた担当氏が作ったもので、2022年から2023年の担当氏が施した改修と、2023年からの担当ちゃんであるオレの改修部分が混在しているため、既存のマニュアルが古くなっていたのである。で、アップデートしているのだが、2023年までの担当氏が付け足したマニュアルの記述がかなりごちゃごちゃしていたため、解読に時間がかかっていた。それもようやく、めどがつきつつある。2024年度のワークとして、キリがいい。
昼、トースト、ベーコンエッグ、クリームシチューの残り。シチュー系は、ご飯に合わないがパンに合うので、米がない現在、貴重な自炊メニューとなる。
午後、担当ミーティングに参加。個人的には特に関わりのあるテーマはなし。
昼過ぎから雨が降り出した。夕方からはかなり強い勢いになった。
夜、髪を切りに中野へ。バスで中野駅へ。そこから歩いて店へ。
コイワン君に「東京マラソンどうでした?」と聞かれ、「コロナに罹って出られなかった」と答えた。
シーバス釣りの話から、東京湾の青潮の話になる。
「浚渫によって深くなった海底にたまった貧酸素水塊が、風によって攪拌され表面に浮かんできたのが青潮」
「へー、どうすりゃいいんですか」
「東京湾の水は栄養豊富で、その栄養はバクテリアが分解するわけなんだけど、深いところは酸素が少ないから、無酸素で栄養を分解するバクテリアが優勢になってしまうみたいだよ。無酸素で分解すると、硫化水素を生成してしまうんだな。これが生物には有害で」
「あ、トマト栽培でもそんなこといってましたね」
「そうそう、アレも同じだね」
去年の夏、浦安の境川へハゼ釣りに行った時、ちょうど青潮が発生した直後で、ハゼがまったく釣れなかったことがある。青潮の影響を直接感じたのはその時が初めてだった。Youtube では、青潮のため旧江戸川河口で大量の魚が腹を上に向けて浮かんでいる映像を見たことがある。
東京湾沿岸はそもそも全体的に干潟であり、水深などないに等しかったのだが、船を航行させるためには当然浚渫しないといけない。また、資源として海底土砂を掘り起こして深くなってしまった部分もある。そもそも湾奥で海流がないのだから、深くした部分は、淀んだ沼のようなものになることは想像できる。
青潮対策として、深くなりすぎた部分を、再度、土砂で埋め戻す方法などがあるらしい。たぶん、下水の富栄養状態を改善するのは、量的に無理があるような気がする。干潟がもっとあれば、状況は違っていたんじゃないか?
髪は、サイドの余った部分のみカットしてもらった。トップなどは数ヶ月伸ばしっぱなしだが、伸びる速度とボリュームは若い頃と比べて衰えているため、前回と今回、余りカットをして、ようやく二十代の頃の、散髪後一ヶ月くらいのレベルまで伸びてきた。次回以降は現状キープかな。
店を出ると、雨は弱まっていた。
中野のダイソーで収納ケースを買い、マックでハンバーガーの倍とバニラシェークを買い、バスで帰宅。
バニラシェークは、先日Netflix で『パルプ・フィクション』の5ドルシェークシーンを見てしまったため、ここ最近ずっと、飲みたいと思っていた。しかし、現在の貨幣価値だと、5ドルのシェークなんて当たり前かもしれないなあ。