東海道五十三次

 4時半に寝たのに、6時半に父親に起こされる。
 起きていきなり朝飯。
 納豆、大根おろし、鮭、みそ汁、オクラなど食う。
 食後、コーヒーを入れて飲む。
 眠気ざましのつもりではなく、単なる習慣だ。
 飲んでから新聞を読み、再び寝る。

 12時前に起きる。
 6月19日に、旧劇団員の望月が結婚披露宴をする。
 奥さんになる神田さんともども、劇団漠の後輩にあたるので、スピーチを頼まれた。
 その内容を考える。
 相性占いの結果を発表するところまで決めたが、二人のエピソードがなかなか思いつかない。
 多すぎるため、焦点がぼけてしまう。

 夕方4時、日本橋三越で『北斎と広重展』を見る。
 絵を見ることに関しては全くの素人なのだが、歌川広重の絵は以前見せられてなんとなく(いいなあ)と思っていた。
 今回の展示には(いいなあ)と感じた、東海道五十三次が展示されていた。
 宿場ごとによく見られる狭い路地が、旅愁を誘う。
 長い距離を歩いてようやく宿場町にたどり着き、宿屋と宿屋に挟まれた狭い路地に迎えられたら、とてもほっとした心地がすることだろう。
 そう感じさせる絵がとても沢山あった。

 会場は大変混雑していた。
 そして、展示されている絵の数もかなり多かった。
 すべて見て回るのに2時間かかった。
 確かに見て面白かったけど、数が多いと新鮮さが失せていくのはしかたない。
 全部で50枚くらいが、素人の自分には丁度いい。

 すぐ近くの『たいめいけん』で夕食。
 牛肉のオムライスを食べる。
 濃厚な洋食の味。

 中野で新しいYシャツを買い、9時帰宅。
 10時からジョギング。
 三鷹まで往復。10キロ。
 シャワーを浴びてから明日の準備をはじめ、夜12時に国分寺へ行き、車を借りる。

 蒸し暑い夜だった。
 窓を開けっ放しにして寝る。