ポテトフライが欲しい

 10月に入って、奇妙なくらい規則的な毎日が続いている。
 おかげで久しぶりに、時間の役割分担を意識することが出来る。
 正午は正午で、午後3時は午後3時。
 夕方は日が沈み、夜中はリラックス。
 そして朝のまぶしさは、刺激が強い。

 夕方から夜にかけては、劇団桟敷童子の稽古。
 これも、すでに違和感は感じなくなった。
 もはや、日常の一部だ。

 昨日のマラソンはさすがに走りすぎたので、今日は時間を短くする。
 わずか25分ほどしか走らなかったのだが、それでもたっぷりと汗をかいた。
 というよりも、走ってからそのくらい時間が経過した時が、一番汗をかいているのだろう。
 走って40分も経てば、汗はあまり出なくなるのだ。

 マラソン後、なぜか死ぬほどポテトフライが食いたくなる。
 渇望と言ってもよいくらい求めていた。
 すでにおにぎりを2個食っていたが、稽古場を飛び出し、近くのマクドナルドでポテトのLを買う。
 おそらく、体が切実に油脂を必要としており、渇望はそのサインだったのだろう。

 夜11時半頃、なつかしの黒スーツ男、鏡田君から電話があった。
 おととい、知り合いの電話番号を聞くために、彼の留守電にメッセージを入れていたのだ。
 よもやま話と愚痴をこぼしあう。