考えの核

 9時過ぎに荻窪の駐輪場で延長料金を払う。
 そのまま仕事へ。
 昨日はハードではあったが、かえってぐっすり眠ることができた。

 昼は時間を盗みながら、昨日の通しについてのまとめをする。
 大詰め。

 夕方、駒込にて稽古。
 長谷部さんと渡辺さんのシーンをやり、話し合いをする。
 一つの関係が終わり、二人は別々の道を歩んでいく、そのことが基本だ。
 問題となっているのは、関係の終わり方と、別々の道の歩み方。
 根本にずれはない。
 どうとでもできるし、どれがいいということを客観的に判断はできない。
 強いて言うなら、どれが一番、関係の終わりとすれ違いを印象深く表せるか。
 感覚的な問題になるから、ある人にとってはこっちがいいとしても、別の人には良くないということになる。

 だから、誰それの解釈が一番正しいのでそれを採用するというのは、やり方として非常に良くない。
 どの意見もそれぞれ「なるほど」と思える部分があり、煎じ詰めていけば核となる共通項が見いだせるはずなのだ。

 今日の稽古ではその核に到達することはできなかった。
 時間がなかったということもある。
 こういう時こそ、3時間4時間5時間と食らいついてやりたいところだが、そううまくはいかない。

 夜11時帰宅。