江古田にて稽古。
この稽古場を使うのは4年ぶり。
ゲンのいい稽古場と悪い稽古場がある。
江古田は悪い方だ。
が、小金井の某稽古場よりはマシだ。
某稽古場は、旗揚げ公演からよく使ったのだが、原因不明の吐き気におそわれて、トイレで吐いたことが2回ある。
気まずい思いをしたり、憂鬱になったり、そういう思い出と結びついている。
6時前に江古田着。
ラーメン屋で夕飯を食い、稽古場で久保田君に教わった基本タップを20分やり汗を流す。
腹筋・背筋・腕立てと、最近はジョギングより筋トレ重視の生活だ。
アップ時間は限られているから、そんなに長くは走れない。
鶴マミ・綾香のシーンを稽古する。
前半で一番重要なシーンをやる。
二人は今回、子供の役を演じるのだが、駆け回り飛び回らないといけない。
体力勝負である。
鶴マミにとって、マグネシウムで出演した過去作品のどれよりも、運動量は多いのではないか。
本来なら、このシーンだけで5時間くらい延々と稽古したいくらいだ。
2時間くらい動けば、頭がバカになり、頭で体を動かしている感覚がなくなってくる。
昔、発表会のために4ヶ月もほぼ毎日稽古したことがあるが、あの時がそうだった。
脳が、疲れを自覚することに疲れ、突然体が自由になる感じ。
いつまでもゲラゲラ笑っていられそうな感じ。
だが、そうなる前に気持ち悪くなってしまうこともある。
疲労の限界に達するための体力がないとそうなる。
限界前に、脳がギブアップするのだろうか。
鶴マミ、綾香のシーンで1時間費やしたが、まだまだ追い込みがたりない。
が、動きから少しずつ理屈が減っていきつつあるようだ。
駄目出しはするが、動きをつけることは控えめにしている。
そのシーンを生きる経験を、今はとにかく積まなくては。
10時稽古終了。
バスで中野へ。
11時帰宅。
最近、顔にじんましんが出る。
酒のせいかストレスのせいか知らんが、内臓からきているのだろう。
公演が終わったら、3日間断食でもしようか。