飯作ってばかりの休日

朝、鯖の文化干しと大根おろしを食べる。
昼、ベーコンエッグを焼き、買ってきたサンドイッチと一緒に食べる。
夜、刺身用アジをおろし、みそ・ネギ・ミョウガと一緒にたたいてなめろうを作る。
母親がこねていたハンバーグ生地が冷蔵庫にあったので、焼いて食べる。
明日食べるためにビーフシチューを作る。
2時間半煮込んで味見をしたが、コクが今ひとつだった。
もっと煮込んだ方がおいしいのだろうが、俺ぁ別に味の求道者じゃねえんで、そのへんを引き時と心得た。

振り返ると、飯を作ってばかりの一日だった。

『英雄・生きるべきか死すべきか』上巻読了。
魏への北伐に関して、手柄はすべて諸葛亮にあり、ミスはすべて配下の将にあるという書かれ方がされている。
物語の中の諸葛亮はどうしてこうも完璧なのだろう。
その像を作り出したのは本人ではなく、語り伝えた後世の講談師や物書きや漫画家だろう。
どこかに欠点がないと、嘘ばかり言われているような気になる。

片山まさゆきの漫画『Sweet 三国志』は、昔一度だけ読んだのだけど、大変面白かった。
劉備はヘナチョコで、関羽はヒゲのおっさんで、張飛はボディービルダー。
諸葛亮は、オーソドックスな扮装ながら、変なナマズヒゲを生やしていたような気がする。

強烈に覚えているのは、一時だけ曹操の配下となった関羽のエピソードだ。
劉備の元に戻る際、次に戦場でまみえた時の<手かげんチケット>を曹操に渡す。
(絶対使おっと…)
と曹操は固く心に誓う。
その後<赤壁の戦い>で関羽にはばまれた時、曹操は<手かげんチケット>を関羽に渡し、九死に一生を得るのだった。

この漫画は、講談社のヤンマガ系コミックスで全5巻くらいだったと思う。
Book-Offで見かけたら、買っておきたい作品だ。