猿島バーベキュー軍団

6時起き。
夕べは寝苦しくて1時半まで起きていた。
目覚ましをセットしていたのだけど、最近なぜか鳴らないことが多く、今朝も鳴らなかった。
起きたのは補助にセットしたPHSのタイマーが鳴ったから。

7時に家を出る。
品川で京浜急行に乗り換え、横須賀中央へ。
駅から歩いて三笠公園に向かう。
クレイジーケンバンド『タイガー&ドラゴン』でお馴染み、ドン突きの三笠公園。

船の往復券を買う。
行き先は猿島。
三笠公園の桟橋から2?3キロ沖合に浮かぶ小さな島だ。
その島には海水浴場がある。
小さな海水浴場らしい。

島には売店とレンタル店があり、パラソルや浮き輪の他、バーベキューセットを貸し出している。
そのため船は、バーベキュー用の食材を抱えた若者達でいっぱいだった。

島にはほんの10分足らずで着いた。
朝一番の便に乗った人たちがすでにビーチにひしめいている。
いわゆる海の家はなく、日陰を作るためにビーチパラソルJを借りた。

猿島桟橋を挟んで、ビーチは二つあった。
どちらも幅50メートルほどの短いビーチだ。
対岸に横須賀港が見える方に場所を確保した。

混んでいた。
海水浴客とバーベキュー客の比率は、4対6といったところだ。
隣にデブ男だけのバーベキュー軍団が陣取っていた。
「タマネギ、切れねえ」
「つーか、この包丁超切れねえ」
「肉、超うめえ」
泳ぎにはまったく無関心らしく、全員Tシャツと短パン姿だった。

カップルも沢山来ていた。
大学生らしきダブルデート、トリプルデート軍団。
四字熟語のタトゥーを入れた黒人と、その彼女の<ぽっちゃり、ややオーバー>ちゃん。

家族連れもいた。
お父さんは肉を焼き、ビールを飲み、子供を海に入れていた。

海に入ってみた。
遊泳区域は狭い。
しかし、水は驚くほど透明度が高い。
胸を超す位置まできても、自分のつま先が見える。
おそらく東京湾でここまでの透明度を誇る海水浴場は他にないだろう。

だが、残念なことに今日は風が強く、遊泳注意の旗が立ってしまった。
沖に行ってちゃぷちゃぷ浮かべば、さぞや気持ちよかろうに。

海から上がり、おにぎりを食べて小休止する。
船は1時間ごとに新しい乗客を島に降ろす。
しかしビーチはもはや立錐の余地もない。

「パラソルのレンタルは終了しました」
売店のスピーカーから聞こえた。

仰向けになって体を焼く。

再び海へ。
水はぬるい。
風が強いため、海から上がった方がむしろ寒い。

クラゲが発生しているようだった。

朝一番から来ていた気怠げなカップルが1時前に帰った。
あいた場所は新たな若いバーベキュー軍団がコンロを設置した。

三たび海へ。
やはり水がきれいだ。
気のせいか、普段行く海水浴場と比べて、海水がしょっぱい。
これも沿岸から離れているからだろうか?

帰りの混雑のことを考え、2時45分の便で帰れるように片付けをした。
若いバーベキュー軍団の女子に写真を頼まれた。
むろん、否やはない。

島のシャワーはお湯が出なかった。
受付の姉ちゃんは、
「シャワーは水しか出ませんので、やばいんで、あ、やばいじゃねえや、冷たいんで、気をつけてくださいね」
と説明してくれた。

とても冷たい水が出た。
日に焼けた体にはむしろありがたい。
存分に皮膚を冷やした。

2時45分の便に乗るため桟橋に並ぶ。
桟橋を挟んで反対側のビーチは、波が静かだった。
泳ぐならこちらの方が良かったかも知れない。

船に乗り、10分で三笠公園へ戻る。
あっけなく本土上陸。
公園で足を洗い、駅に向かう。

駅前の喫茶店でスムージーを頼み、しばらくぼーっとする。
やがてお腹が空いてきた。

「ベンガル」というカレー屋に入る。
横須賀が<海軍カレー>とほざくよりさらに前から営業している店らしい。
ポークカレーのジャーマンエッグ乗せ、ご飯大盛り、辛さ50円増しを頼んだ。
ジャーマンソーセージは思ったより沢山乗っていた。
これがカレーソースと実に合う。
ソーセージを噛むごとに、口の中で肉汁がカレーソースと調和する。
旨い。
こういう旨さに、必要以上の辛さは余計だ。
辛さ50円増しで十分だ。

5時過ぎの快速特急に乗る。
品川には6時前に着いた。
あっけないほど近い。

西荻でジンジャーエールを買い、7時過ぎに帰宅。
モスコミュールを作ってちびちび飲む。
鏡を見ると、焼けたため陰影がなくなり平坦になった自分の顔がある。
焼けると老けるのだな、オレは。
裸足でサッカーをすれば違和感がなさそうな顔だ。
あるいは、真っ二つに割ったココナッツに顔をつっこんでジュースをすする顔だ。

猿島、今度は7月のシーズン早々に行ってみたい。
出来れば空いている日に。
出来ればバーベキュー軍団を結成して。

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