1時間40分に凝縮された、佳きもの

朝、ちゃんことご飯。
味噌ちゃんこと根野菜の組み合わせは最高だ。
今まで食べたちゃんこの中で一番好みの味かも知れない。

夕方、池袋へ。
シアターグリーンで観劇前に、グリーン近くの「ハーイ・ハニー」で夕食。
客が自分一人だった。
夕方は空いているらしい。

トツゲキ倶楽部公演『リ:ライト イトシキキヲク』観劇。
綾香が客演。
アルツハイマーの新薬を研究する研究者達の話。
そのうち一人が罹患者。

設定を書いてもしかたない。
その<材料>が1時間40分の中に見事に編まれていた。
役者のレベルも高かった。
間違いなく泣ける話なのだが、登場人物は一人も泣かなかった。
芝居の流れからいって当たり前のことだが、久しくそういう当たり前の演技と演出を見なかったので、心に薫風が吹き抜けるような清々しさを感じた。
よい芝居を観ると、よい映画を見た以上に、心が浮き浮きする。

綾香は前半ガチガチだったが、後半はこなれて、場面場面でとてもいい演技をしていた。
終演後、綾香に挨拶。
「いいのに出られてよかったね。俺も出たいよ」
とダダをこねる。
綾香、11月にも客演するとのこと。
「いいなあ」
とダダをこねる。羨ましい。
だが俺も11月には芝居だ。ああ体が二つ欲しい。

ロビーで仲澤さんと会う。
彼もこのところ芝居に出ずっぱりだ。羨ましい。体が三つ欲しい。バケルくんになりたい。
高田馬場まで一緒。
次回公演の話などして別れる。

今日の芝居は1時間40分にまとまっていたのが衝撃だった。
打ちのめされた。
今年のマグは、2時間は絶対に超えないようにしよう。
台本を早く書き上げて、推敲して、凝縮させよう。
目標ができた。