エジプト情勢

朝、ちゃんこの残りとご飯。
昼は弁当を頼む。

夕方、図書館に寄る。
別役実戯曲集『ジョバンニの父への旅』借りる。
その中にある「トイレはこちら」が目当て。

夜、ちゃんこに野菜の具を足す。
うちはいつから相撲部屋になったのか。

ごっつあんですをしてから「トイレはこちら」を読む。
大変面白い。
女の持つ人形に対して、息子さんですかと尋ねるところの機微が、実に奥深い。

エジプト情勢が知りたかったので、テレビをつける。
どの局もニュースをやっていなかった。
仕方なくPCをつけ、ツイッターなど眺めながら情報を収集する。
ニコニコ生放送でアルジャジーラの放送を見ながら情報を淡々とつたえる青年がいた。
現地の特派員が生の情報を送ってくるのに似た緊迫感があった。

知りたいニュースを見聞きするのに、いち個人のメディアに頼る時代が来ようとは。
せめてNHK だけでも、現地情報を流し続けて欲しかった。

それをしない理由は、視聴者がエジプト情勢に関心がないからだと思うが、関心のあるなしに関わらず、ジャーナリストとして報道するべきだと考えたニュースを視聴者の意向を無視して放送する局が一つくらい存在しないと、日本人のバカ化が進むと思う。俺も含め。
昔、フィリピンのマルコス政権が倒れた時は、どのチャンネルを回してもそのニュース一辺倒だった。
別に興味があったわけじゃなかったが、
(フィリピン大変だよ)
ということだけはとてもよくわかった。
エジプトも同じことだと思う。
(エジプト大変だよ)
と思うだけでいいから、思ってあげる人は多い方がいいと思う。
3千万人が、
(エジプト大変だよ)
と思ってあげたら、それは何らのパワーに転化するんじゃないか?
誰も、ことさらヒーローになることはないはずだ。
地味に、放送してくれるだけで、けっこう効果はあるはずなのに。