魔のおにぎり

浴室のドアが痛んできたので、朝、不動産屋に電話をした。
明日の昼、業者に来てもらうことになった。

昼前、ホームセンターへ。
ベランダの日よけになるものを探そうと思ったのだが、うちの条件にぴったりの日よけは売っていなかった。
よしずとすだれが売れに売れていた。
すだれをふたつ購入。

買ったものの、コンクリートの天井にどのようにして取り付けたものか、いい案は浮かばず。

午後になるとベランダは太陽光線をもろに浴びて、床がものすごく熱くなる。
そのため、窓を開けても、暑い空気が吹き込んでくることになる。
我慢の限界まできたら、クーラーのスイッチを入れざるをえまいが、今年はさすがに我慢しなきゃと思う。

節電していない人を非国民呼ばわりするつもりはないが、東京に住んでいながら「節電はしません」とネットで広言する人を以前見て、それは違うんじゃないかと思った。
百歩譲っても、その意見は、あえて言うことじゃないだろう。

午後の暑さを、扇風機とガリガリ君で乗り切る。
今年のガリガリ君の売り上げが気になる。

夕方、西荻窪の『晴レ』へ。
カウンター8席ほどの、魚のとてもおいしいお店。
暑かったので最初にビールを頼んだが、マグロの酒盗を箸で一つまみし、連れの「利き酒セット」で口中を洗い流して、しまった、と思った。
ビール頼んでる場合じゃない。
すぐ、利き酒セットを頼み、大根のあら煮、刺身、だし巻き卵などを肴にちびちびやった。

南の酒を飲んだ。
貴(山口)
鷹来屋(大分)
鷹勇(鳥取)

貴が好みだが、味をうんぬんするつもりはない。
どれも旨いで、いいじゃないか。

シメにおにぎりを頼んだ。
鮭とタラコ。
魔法でもかかっているんじゃないかという旨さだった。
塩加減、もっちり感とふわふわ感、海苔の大きさとパリパリ感、具の量、どれをとっても非の打ち所がなかった。
海に泳ぎに行って、こんなおにぎりが50個ばかり積まれていたら、たぶん20個は食ってしまうだろう。

満足して帰宅。
ほんの少しだけ、涼しくなっていた。