伏線処理と修正

朝から仕事を淡々とする。
引き継ぎでバタバタしているのだが、仕事を引き継ぐことを目的とするより、その作業が何のためにあったのかを理解するのを優先すれば、まるごと引き継がなくて済むのではないか。

昼、カップ麺。
夕方、マックのハンバーガーを食べ、稽古へ。

四宮にて稽古。
千陽さんと田和君の場面、伏線回収のために書き直したところをやる。
千陽さんは、なにか指示を出すとそれを形にするまでのスピードがとても早い。
田和君は、時間をかけて形にしていくようで、稽古と稽古の間に演技が熟成されているようだ。

知恵ちゃんの役、色々伏線が張ってあったのだが、いくつか訂正した。
復讐の鬼みたいな女性が、過去の事実を知り、相手を許すみたいなプロットから役柄を作ってきたが、他人に憎しみを抱き続ける女という設定がどうにも無理があったので、その部分をなくし、親と子の関係にしぼった。

芹川の役は説明が難しい。
優しい人間を作ろうとした。
その優しさを向ける相手に、優しさとして機能しない男。
というより、そういう風にしか出来ない人。

小直しをしていると、役者がうまくできた瞬間がある。
そのタイミングで「そう、それ!」と声をかけるのが重要だ。
しばらくしてから言っても、そういう身体感覚は忘れてしまうのだ。
今日は柳瀬君にその瞬間があった。
「そうか、この感じか」
と思えれば、その感覚を追い求めて自主練が出来る。

10時過ぎ帰宅。