16時間

朝7時半起き。
体の様子がいつもと違っていた。
トイレに立つと体が重い。
疲労感というより、虚脱感といった感じで、足に力が入らない。
昨日まで三日間走っていないので、筋肉疲労によるものではない。
色々、無理が祟ってきている。

会社に電話をし、一日休むことにする。
アシスタントさんが大分仕事を覚えてくれたので、通常の業務は大丈夫だろうと踏んでのことだ。
布団に入るとたちまち意識が混濁していった。

お昼前後に郵便が二回来た。
キッチン台と、ガスファンヒーターが届いた。
開ける気力もなく布団に戻り、再び眠る。

夕方5時過ぎに起きる。
昨夜寝たのが夜中の1時過ぎだったから、のべ16時間寝たことになる。
気だるさはとれなかったが、風邪をこじらせるような具合ではなさそうだ。
頭や体の疲弊した部分が、ある程度オーバーホールされたかもしれない。

豚汁を作って食べる。

夜、寝付けないので本を読む。
『リングワールドの玉座』読了。
大団円という終わり方ではなかった。
さらに続編があるらしいから当然かもしれない。
果たしてその続編を読むことはあるのだろうか。

フレディ・マーキュリーの発言集と、『若き日の小津安二郎』読む。
フレディ本を読みながら聴いたのは当然クイーン。
評価はあまり高くないが、『ジャズ』が結構好き。
そこからどこへでも変化できるようなアルバムだ。

小津安二郎がハリウッド女優に宛てて書いたファンレターが残っている。
むろん監督になる前の少年時代のもの。
筆記体の流麗さに驚いた。

深夜まで読書。
集中的な睡眠のおかげで体はどうにか保ちそう。
無性に本が読みたくなったのは、エネルギーが余っていたためか。