カラオケ3時間

8時に仕事場へ。
いつもより1時間早い。
誰もサーバー上のデータにアクセスしていない状態でしかできない作業はけっこうある。
土日に出勤すればそうした作業は一気に出来るのだが、土日に出勤したくはない。
少し早めに出勤すればそれが出来る。
人の少ないオフィスは気分がいい。

中学時代と高校時代の一時期、教室一番乗りをしていた。
ずっとではなく、ある時期なんとなくそうして、しばらく続いた。
中学は家から歩いて5分のところにあったので用意だった。
高校は自転車で20分と少しのところにあった。
距離にして5キロ。
ただし荒川の土手沿いを延々と走るので向かい風がきつい。
家を7時30分くらいに出れば、一番乗りできた。
一番乗りしても、特に何もなかった。
いたずらをするわけでもなかったし。
机に座るか、外を見てボーッとするかだった。
中学は窓の外に校庭があったけど、高校は窓の外に小松川の街並みがあった。
首都高速7号線が見えた。
その向こうに、今ではきっと高層マンションが見えているだろう。
自分のいた当時はまだ見えなかった。
古い町が役割を終え更地にされ、新しくならされ、ニュータウンになったのだが、その途中にあった。

人のいないオフィスでそんなことを考えつつ、効率よく仕事をする。
この1時間でできることは、通常の時間で出来ることの数倍だ。
その分、通常の時間は手持ちぶさたになり、ぼんやりと他人の依頼を待つことになる。

夕方、仕事を終えてから、同僚SくんIさんと3人でカラオケに行った。
Sくんが、秋葉原で一人カラオケをしてきたと知り、Iさんと三人でカラオケの話をするうちに、今度一緒に行ってみようという話になった。
「いつにしましょう」
「金曜にしませんか?」
と決まったのが水曜だった。

というわけで仕事後、三人で西新宿をうろつく。
まるで、三蔵法師とはぐれてしまった孫悟空一行のように。

「アニキー、もうおっしょさん、俺たちにあいそ尽かしちまったんじゃねえか?」
「バカ野郎、なんてこと言うんだ八戒」

しみじみと、モテなさそうな三人は、熟慮の末カラオケの鉄人に入った。

Iさんはレパートリーが数百曲あり、Sくんも秋葉の一人カラオケの常連だ。
ここはビシッとやらんといかんな、と、臍下丹田に力をこめて臨んだ。

飲み放題にはせず、食べ物はSくんセレクトのポテトまみれプレートとピザ。
アメリカか。

Iさん、確かにレパートリーが幅広く、90年代2000年代、ロックポップス、ヴィジュアル系アニソン問わず、幅広く歌っていた。
Sくん、後半戦になると、歌っている途中で息が切れて弱音鳴き声になるという歌い方で、爆笑を誘った。
おれも、久々に色々、誰にどう思われようがかまわない気分で、自由に思い切り歌った。

結果的に延長含め、3時間たっぷり歌ってしまった。
3人で3時間休みなしだから、かなり充実していた。

外に出る。
疲労感が心地よかった。
想像していた以上に楽しかった。

11時帰宅。
さばの水煮を肴にビールを飲む。
さばの水煮、すっかり気に入り、このところ毎日のように買っている。
ご飯を炊くと食べ過ぎてしまいそうなので、あえて炊かず、水煮だけ食べている。
それでもうまい。

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