ストレッチ

ゲリラ豪雨にしてみれば、予測していなかった人間達がずぶ濡れになったり、洗濯物がびしょ濡れになったりするのは、してやったりなのだろうか。
昨日は風通しを良くするため、ベランダと台所の窓を少し開けて仕事に行った。
夕方3時から5時くらいにゲリラ豪雨があったが、仕事をしていたので見舞われなかった。
そのかわり家に帰ると、ベランダから吹き込んだ雨で部屋が浸水寸前の状態だった。
たまたま、窓際に畳んだ洗濯物をおいていて、それが水を吸ってくれたおかげで、部屋中水浸しということにはならなかったが。
洗濯のやり直しだ。

夜、荻窪のDr.ストレッチへ。
かねてから一度行かねばと思っていた。

問診票に記入をし、スエット上下に着替えて、台に横になる。
あとは、担当の人のされるがままだ。

ふくらはぎからアキレス腱の硬さをまず指摘される。
小さい頃からしゃがむとかかとがつかないのだが、すねの部分の原因だという。

股関節については、仰向けで膝を内側に曲げる時が硬いという。
4年前に整体で同じことを言われた。

それから、お尻が硬いと言われた。

「お尻ですか?」
「ええ、今、かなり力くわえてますけど、相当硬いですね」
「お尻が硬いなんて、意識したことなかったですね」
「一日中座り仕事をしてるからでしょう。お尻が硬いと背中や肩と負担がかかるんですけど、それを筋肉でカバーしてるから気づかないのかもしれませんね」

あちこちの硬い箇所を指摘され、その都度納得した。
ストレッチ時代は思っていたより痛くなかった。
苦行のように痛いストレッチを半ば恐れ、半ば期待してもいたが。

「それじゃ拷問ですよ」

とのことだった。

1時間コースなのに、1時間半近くやってもらった。
定期的に通うことを強く勧められたが、今回は体験目的だったので、チケットは買わなかった。
10月の芝居が終わったら、考えるかもしれない。

寝る前に、尻の筋肉を伸ばすストレッチをしてみた。
20代の頃、俳優養成所にいた時にやっていたものだ。
当時は、尻ではなく股関節を柔らかくするものだと思ってやっていた。
意識しないでやるストレッチには意味がないのか。