谷保の丸信まで走った

昨夜、カマドウマがPC部屋まで移動していた。結構長い距離がある。
「こんなところまで来たのか」と声をかけた。そして笑ってしまった。餌を探して移動したというより、オレの様子をうかがいにきたように見えたからだった。
「お前ねえ、この部屋まで来てもいいけど、知らずに踏み潰しちゃうかもしれないから気をつけろよ。あと、急にオレに向かって飛んできたりすると、反射的に叩いたりするかもしれないから、それもやめろよ」
こんな感じのことを言ってやり、飲み物を取りにキッチンへ行き、戻ってくると、やつはどこかへ消えていた。

10時半起き。
やつは、再び洗面所壁面の定位置に戻っていた。

ドラッグストアへ行き、ペヤングの超大盛りを買ってきて食べた。

1時までブログ更新。

1時15分、走りに行く。
再来週の日曜に、富山の黒部でフルマラソンを走ることになっているのだが、現時点で走り込みが足りていない。距離も心肺の追い込みも。
本来なら3月に丹波篠山マラソンを走るはずだった。そのために体を絞り込んでいて、1月の時点で体重調整はバッチリだった。しかし、大会が中止となったため、2月から3月にかけて、キュッとしめていたお肉が、だるん、となった。
とはいえ、昨年の4月ほどではない。追い込めばもうちょい絞れる。

八幡山のキャスティングまで、5キロを8分台というペースで走った。最初の2キロはすぐに息が苦しくなった。五日市街道から環八に入ったあたりで息がだいぶ楽になった。

キャスティングでルアーを物色する。クミホンが欲しかったのだがなかった。他のルアーをざっと見たが、欲しいものはなかった。
PEラインを購入して店を出た。

多摩川の、二年前に桑の実を摘んだエリアに向かって走った。キャスティングからそこまでの距離はおよそ10キロだった。

旧甲州街道を走り調布を過ぎ、中央道沿いに右折して多摩川河川敷に出た。その間、ラジコで阪神中日戦を聞いた。三ツ俣のエラーで阪神が1点先制したが、鵜飼の2ランで中日が逆転し、石川のソロで追加点を入れた。中日の先発は柳。これは勝ったなと思った。

しかし、桑の木ゾーンに着いた時、阪神は2ランで同点に追いついた。

一昨年そのあたりに来た時はそこらじゅうが桑の木だらけだったが、水害対策のため昨年多くの木が伐採され、現在は広い範囲が雑草の生えるだけの原っぱになっていた。しかし桑の木は何本か残されていた。実はついていたが黒く熟したものはまだなかった。

走行距離はその時点で17キロになっていた。ふと、谷保にある町中華『味の丸信』のことが思い浮かんだ。荻窪の『丸信』と同系列らしいが、ラーメン専門店ではなく、定食なども出すらしい。そこを今日のゴール地点にすることにした。

是政まで川沿いを走り、府中街道に出て旧甲州を西へ走った。中日はロドリゲスが投げていたが、中野を四球で出してしまった。この激速ランナーは即座に盗塁を決め、ヒットと内野ゴロが続いて阪神が勝ち越した。

阪神の岩崎が抑え、ゲームセットとなった時に、谷保駅に着いた。走行距離は22キロになった。

『味の丸信』は、荻窪の『丸信』より間口が1.5倍ほど広かった。厨房に三人おり、会計したり運んだりする女性が一人いた。

ワンタン麺の大盛りを食べた。スープは鰹出汁が効いており、丸信だなあ、と思わせる味だった。メンマは荻窪のと違い、色が明るかった。店の雰囲気は町中華そのもので大変好ましかった。

テーブル席に座っていた家族連れの、3歳くらいの男の子がぐずりだした。父親がその子を連れて店の外に出ていき、泣き止んでから店の中に戻ってきたが、その子は席に座るや否や、何事かが耐えきれなかったのか、また泣き始めた。父親はまたその子を外に連れ出した。

会計を済ませて外に出ると、父親は子供の前で腕を組み、仁王立ちしていた。その隣に、奥さんだかお母さんだかわからない年齢不詳の女性がおり、男の子に向かって「男の子なんだから泣いちゃダメでしょう」と言い聞かせていた。

泣かないでいることは100%不可能だろう。3歳児は『泣かない筋肉』がまだ発達していない。なのに、泣かない筋を働かせたら、そのことでさらに泣いてしまう。
泣いた理由も必ずあるが、3歳のボキャブラリーでそれを大人に伝えることは困難だ。

3歳の時、三ツ矢サイダーを瓶のまま飲みたいのに、コップに注がれるので、泣いたことがあった。コップに注ぐと水位が低くなったように見えるため、少なくされたと感じたからだった。で、少なくない量が飲みたくて、瓶のまま飲むと母に伝えたのだが、母はオレの言っていることがわからず、コップから空の瓶にサイダーを半分戻した。すると水位が減る。違う、そうじゃないと言うと、母は怒り出した。そりゃそうだ。

ただ、くだらないにしても、泣く理由はあったのだ。そして、理由そのものよりも、それがきちんと伝わらないもどかしさのために泣いていた。

とはいえ、さっきの子供がなぜ泣いていたのかを知るのは、大変時間がかかるし、面倒なことかもしれないなあと、南武線のホームで電車を待ちながら思った。

立川に出て、中央線で荻窪へ。ひと駅総武線で移動し、阿佐ヶ谷で降りた。

ピーコック地下のダイソーでAKIRAセーター用の毛糸と、ルアーのスピンテールジグを買った。

7時帰宅。
風呂に入り、セーターを少し編んだ。今月中に完成させるのは難しいだろう。

11時就寝。