粥から肉へ回復食

6時過ぎに目覚ましが鳴る。
昨日から続く倦怠感があり、起きることが出来なかった。
体調の波が下降期に入ったかもしれない。

朝、昨日作った雑炊を食べる。
食欲があればなんとかなる。

粥を腹に入れ、温まったのが良かったか、昼過ぎには具合も良くなっていた。
同時に、空腹感に襲われた。
「富士中華そば」でカツ丼を食べる。
この店のトンカツは、豚肉の薄切りをロール状に巻いて揚げていることを、今日知った。

「野田秀樹(日本の演劇人)」読了。
野田秀樹がどのようにして演劇人となったのか、幼少期から夢の遊眠社旗揚げまで、しっかりと書かれているのが嬉しかった。
夢の遊眠社が爆発的ブームとなった時期は端折られている。
野田さんにとってブームとなる以前の日々こそ、これぞ演劇と呼べる時代だったようだ。
小劇場ブームは夢の遊眠社から始まった。
この場合のブームとは、テレビなどのメディアに取り上げられる頻度が高くなることと同意だ。
遊眠社や第三舞台に憧れた多くの若者は、観客動員数などの世俗的な部分に憧れていたと思うし、80年代とはそういう時代でもあった。
遊眠社を解散しロンドンに留学、帰国後野田地図で演劇活動を再開する流れは、「これぞ演劇」と思えるものを取り戻すため、かつて自分を捕まえた「時代」という名のモンスターから自由になるための逃避行のように思える。
そこから先の道は、ただただ「先へ行く」ための道であり、20年間野田さんは、先へ先へ進んでいった。
自分のやりたい演劇をやるために生きる、というところから一切ぶれずに突き進むところは、本当に尊敬するし、尊敬なんかしている場合じゃないのだと歯がみもする。

夜、キウイに漬けたステーキ肉(安物)を焼いてみた。
焼く時にキウイのつけダレは、しっかりぬぐうなどした方が良さそうだ。
汁気が出てうまく焼けない。
肉はかなり軟らかくなっていた。
ローストビーフを作る時に試してみたい。