明け方、ベッドの両脇に誰かが寝ていた。
体は、軽い金縛りにかかっていて動けなかった。
そのうぢ、片方のやつが上からのしかかってきたので、両腕を前に出し、
「おらあ!」
と叫びながら突き飛ばした。
そこで目が覚めた。
7時まで二度寝する。
起きてから、DM文面とチケットを印刷する。
朝の夢は、自分に取り憑いていたものを振り払うようなイメージだった。
悪いものを追い出したように感じられ、珍しくさわやかな気分で仕事に向かった。
昼、ラーメン神田店で昼飯。
昔、ラーメン二郎神田店だった店らしい。
午後、Cさんと話す。
オレの一週後に入ってきた人だが、仕事があまりにも暇なため、契約更新はしないつもりだと言っていた。
オレが忙しいのはなぜだろう?
背景に不安感があり、がむしゃらになっているからかもしれない。
オレだって、研修らしいものはほとんど受けておらず、業務についてはいまだによく知らないのだ。
でも、勉強になっていると思うし、暇で神経を参らせるよりはいい。
とはいえ、忙しいのと、仕事で疲弊し尽くすのとで、平日に台本を書く時間はほとんどない。
そういうことも計算に入れて、やっていかねばならないということだ。
夕方、大宮で稽古。
DM作業を全員で一気に終わらせる。
台本は半ばに差し掛かっている。
当たり障りのない過去を色づけして、面白くしていこうとする場面。
10時帰宅。
フランクフルトと、フォー食べる。
フランクフルトは業務スーパーで買ったやつだが、あまり美味しくなかった。
『ローマ人の物語』38巻読了。
背教者ユリアヌス登場。
大学1年の時、ゼミの夏合宿、発表のテーマに選んだ皇帝だ。
どんなことを発表したのかは、まるで覚えちゃいないが、蛮族相手に軍事面で健闘したということは、その時題材にしていた論文にも書いてあった。
末期のローマで唯一、語るに足る皇帝ということかもしれない。