グイン外伝のいましめ

 朝7時起き。
 外は雨が降っていて涼しかった。
 トースト2枚と目玉焼きを食い終わった頃雨がやんだので走りに行った。

 昼、本屋で「グインサーガ」91巻を見つけた。
 6月末に出たばかりなのに気ぜわしいことだ。
 100巻が近いということもあるのかな。
 だけど、最近の「グインサーガ」は明らかに活字のサイズが大きくなっていて、ページ数は同じでも量は少なくなっている。
 水増しされた酒を飲まされてる気になる。
 
 夕方実家へ帰る。
 素麺と野菜サラダを食べる。
 野菜は例によって冷蔵庫にたくさんあった。
 トマト、レタス、キュウリ、茄子。
 茄子は蒸してからごま油をかけ、鰹節をふって醤油をたらした。夏の肴になる。

 夜、当たり前のように「グインサーガ」読了。
 次回へ期待を持たせる終わらせ方だけど、こういうやり方をしてくれるとむしろほっとする。
 一巻完結型のストーリー運びだと、読んでいてだれる。
 しかしいよいよ100巻完結は難しくなってきた。
 内容的に不可能だろう。
 平成になってからの「グインサーガ」は、外伝「七人の魔導師」のつじつま合わせに翻弄されているように思えてならない。
 あの外伝が書かれたのは、物語の世界観が熟し切る前、すなわち本編が始まって間もない頃だった。
 だから当然アラもある。
 あの外伝は作品を続けていく指標にもなったかもしれないけど、今となっては作者の想像力をいましめるものになってる。
 さすがに可哀想だ。

 夜中の1時過ぎからテレビで「マシーン日記」の最終回を見た。
 山口紗弥加のハスキー声がよかった。泣けた。
 塚本晋也の明るいんだけど荒廃を感じさせる芝居も堪能できた。
 そういえば「オイル」の山口紗弥加も良かった。
 台詞を「ぶん投げてくれる」感じがあった。