ケツに火がついた

腰の部分がパンツ状に生白いのは、そのほかの部分が黒くなればなるほどみっともない。
屋上に上がる度に全身むらなく焼く努力をこつこつと続けてきた。
そのため尻が日に焼けて痛い。
日焼けには二段階があり、はじめは赤く焼け、皮が剥けてからは黒く焼ける。
尻以外の部分はすでに皮が剥け、黒くなりつつある。
尻だけがパンツ状に赤い。
『未来少年コナン』で、コナンがダイス船長の部下達に尻叩きの罰を受けるシーンがあった。
ジムシイの分まで罰を受けたコナンの尻は腫れ上がり、ジムシイがパンツを降ろすとピカッと光っていた。

8月になってからは連日の猛暑で、気温は35度近くまで上がることが多い。
梅雨が長引いた埋め合わせだ。

ジョー・ホールドマン『終わりなき戦い』読了。
先月からつまみ読みをして、残りページがいつの間にかなくなったという感じ。

夕方、暑いので食事をする気になれず、トマトだけかじる。
無聊を紛らすつもりで『オネアミスの翼』を見る。
初めて見たのは高校三年生の時で、当時はコアなアニメファン以外の評価は低かった。
ヒーロー風の主人公ではなかったためだろう。
『Zガンダム』も最初はそうだった。

カート・ヴォネガット『デッドアイディック』読む。
1982年の作品。
デビュー作『プレイヤーピアノ』から順番に読み返してきたが、この作品でヴォネガット調は確立したと思う。
『チャンピオンたちの朝食』の主要登場人物達が、『デッドアイディック』にも登場する。
テーマ的には『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』の系譜だ。

やはり、デビュー作『プレイヤーピアノ』は異色作だと思う。
ヴォネガットを知らない人が読めば、なんということもない普通のSFだが、それゆえにヴォネガット作品としては異質だ。