来やすい場所

7時半起き。
高円寺の駐輪場まで、自転車引き取りついでにジョギング。
2キロ程度だったが結構汗をかいた。

10時半小屋入り。

受付手伝いが今日はいないので、そのための受付カードを買いに、文房具屋へ行く。
11時開店だったので、待ち時間にバーガーキングでワッパー食べる。

受付カード、ポチ袋、領収証買う。

昼2時開演。
前の仕事でお世話になったサトウさん、Tさん来る。

終演後、夜の回まで時間があった。
笑里と雑談する。
世間はどこにあるのか、という話。
この場合の「世間」は、色々な人が集まっている場所もしくは媒体というニュアンスの軽い意味だ。
昔でいえば、雑誌「ぴあ」が健在だった頃は、映画、スポーツ、音楽、お笑い、演劇、その他さまざまなパフォーマンやアートのファンが、同じ雑誌を読むという構造があった。
「はみだしぴあ」に載せた情報は、様々な人の目に触れた。
今、そういうものはあるのか? という話だったが、結論は出ず、雑談のままに終わった。

劇場のタカハシさんからパンをもらった。

夜、ハプニング。
ラストで水中ゴーグルをオレがかぶるのだが、パネル裏に仕込んでいたものか落っこちてしまった。
知恵はとっさに、手で丸を作りオレの目にあてた。
(あ、ゴーグルとれなかったな)
と察し、芝居はそのまま続けた。
終演後調べると、離れたところの暗がりに落っこちていた。

見に来てくれた清水、飯川、榊原と、近くの「赤から」で飲む。
新しい仕事に就いたことを話す。
「神田か」清水が言った。「オレの職場お茶の水だから近いじゃん。メシ食おうぜ」
「するとあれかい。トクの家の近く?」榊原が言った。
「駅はさんだ反対側だよ。日銀の辺り」
榊原はうなずき、
「じゃあ、久しぶりに神田で集まって、焼肉しますか」
と言った。
「受付の尾鷲さんに、いつもありがとうございますって言われたよ」飯川が言った。「オレ、覚えられてる?」
「そういえば、おととしのマグ不足で、飯川君のこと、丁寧なお客さんだと言ってたよ」
「やったね」
覚えられてるかどうかは知らないが、知恵脳内において、塚本扱い塚本同年代男ばかり集団、というふうに、ひとくくりにされているかもしれない。
「今回は交通の便が良かったよ」
榊原が言った。
「来やすかった」
と飯川。
「ほんと? それ意外だな」
「すげえ来やすかったよ」
清水も言った。
三人の住んでいるところは、城東、多摩、城南地区で、赤坂はそれほど近いとは思えなかったが、普段使っている電車と関係しているのかもしれない。

10時過ぎ、店を出て三人と別れる。
別のところで飲んでいた役者と合流する。
隣の店だった。
ラストオーダー直前で、レモンサワー一杯分間にあったが、店を出たのはそれからすぐだった。

12時帰宅。