1978年の「白い巨塔」

6時過ぎ起き。風呂に入り、ミルクを温めてミロを入れて飲み、干しっぱなしにしていた洗濯物を取り込み、洗濯機に入れる。凍っていなかった。

新高円寺まで歩く。あちこちで街の人が雪かきをしている。子供の頃、東京で雪が降っても、大人たちは今ほど熱心に雪かきをしていなかった。
路面がむき出しになり、そこが凍っている状態の方が滑りやすい。

地下鉄にて仕事へ。8時40分に着いた。

朝は主に勉強に費やす。

昼、「天亀そば」へ行くが、並んでいたので、「小諸そば」へ。カツ丼セットを食べる。小さめのカツが丸いまま三つ入っていた。まずくはなかったが、切り口が見えたものの方が好みだ。

「ゆで太郎」のカツ丼が旨かった。しかし検索すると、まずいという意見を見かける。オレが食べていたのは飯田橋店のカツ丼だ。非常に食べやすかった。久し振りに行ってみようか。

そう思って調べたら、昨年12月に閉店していた。フランチャイズではなく直営店だったらしい。だからカツ丼が旨かったのだろうか。そばはどうだったのか、今となっては確かめる術はない。
「天亀そば」といえば、荻窪に同名の店があり、そこのカツ丼も旨かった。ここも数年前に閉店してしまった。

午後、コードチェックをする。ひと月前リリースのものとの比較をする。結構更新していた。思い出すのに一苦労。

仕事の担当Yさんが来たので、休憩スペースで話す。前回話したのはいつだったろう。10月だったか11月だったか。その時と同じ話をし、条件についても話す。時の経つのは早い。
「つい最近」と「けっこう前」の閾値は、5年と6年の間にある。今から5年前は2013年、6年前は2012年。2013年の保存先は引き出しだが、2012年は押入れだ。自分の中の話だが。

定時上がり。JR帰宅。雪はまだ残っていて、自転車に乗るのはスリリングだった。

トースト、ハム、いなばのタイカレーで夕食。

ドラマ「白い巨塔」見る。そんじょそこらのドラマ版ではない。1978年に放送された、由緒正しい田宮二郎版。たぶん、映画版よりいい。1970年代は、テレビドラマの黄金時代だったことがよくわかる。スタジオとロケのバランス、手術シーンの臨場感、素晴らしいテーマ音楽、出演者の演技、カメラワークに画面構図。見とれるばかり。
手術シーンは、これをお茶の間で放送していいのかとためらうほど、生々しかったが、カットがとても細かく、メスを入れる映像など、ひとつひとつの時間は短い。だから、グロくなる寸前で止まっている。こういう感覚こそ演出に必要なのだと思った。