故郷訪問のビデオ

7時50分に起きる。朝飯に鍋の残りをおじやにし、納豆をかけて食べた。

午前中、別件の季節仕事する。集計結果が異なっており、ツールの挙動を疑う。

昼、『山田屋』で野菜炒めと小ライス。

『ミレニアム6 死すべき女』上巻読む。ミカエルが、お高くとまったジャーナリストと会い、冒頭の死について話す。険悪な雰囲気になったのに、いつの間にかキス、からの、グラウンド展開。
……ったく、まだ100ページちょっとだってのに、早すぎだぜ。これじゃミカエルは、ただのセックス大将じゃねえか。

午後いちにツールのミーティング。AccessではなくExcelでやれるのでは? と提案するが、ユーザーによっては、Excelの自由度がかえって不安になるらしい。
業務の色々なことが理解できたので、大変有意義だった。

残りの午後は、有意義ボケになる。縁側でひなたぼっこをしている88歳の年寄りと、脳の状態が同じだった。

6時、自転車で池袋へ。混雑を避けるため、小滝橋通りを北上し、職安通りから明治通りに入った。

6時半過ぎ、先週VHSテープからDVDへのダビングを依頼した業者のビルに到着。持ち込んだ4本のVHSのうち、2本はまったく同じ内容だったとのこと。

池袋西口に渡り、『キッチンABC』で夕食。チキン南蛮とハンバーグのセットを食べる。西口のこの店に来たのは10年ぶりくらいか。改装してきれいになっていた。東南アジア系にもインド系にも東欧系にも見える女性店員が注文をとっていて、その口調がおっとりしていて大変好ましかった。

椎名町に出て、山手通りから大久保通りへ。東高円寺から青梅街道に出て新高円寺へ。ドラッグストアに寄って8時半帰宅。

DVDの内容をチェックした。

4本のうち、伯母がソウルを訪ねている映像は1本だけだった。伯母は、昭和2年にソウルで生まれ、敗戦の年に日本に引き揚げてきて、教師になった。
ビデオの中で伯母は、子供時代の記憶を頼りに、坂の多い町を早足で歩いていた。ビデオは、先を行く伯母の背中と、あとを追いながら「足早いね」と苦笑する通訳を映していた。
この訪問は、1998年のことだったらしい。伯母は当時、72歳。しかし、歩みはしっかりしていたし、話し方は落ち着いていた。

1時半就寝。