44キロ走

昨夜、1時半頃にいったん目が覚めた。水を飲み、また寝た。
次に目が覚めると、もう6時半だった。二日酔いの気配はなかった。

朝飯に、サッポロ一番の塩ラーメンに、もやしをのせて食べた。

雨はやんでいたが、天気予報によると最高気温は12度らしく、それほど暖かくはないようだった。
twitterで「ヤビツ峠」を検索すると、今朝ロードバイクで上った人が写真をアップしていて、「今日は来てはいけない」と書いていた。写真のヤビツ峠は雪が積もっていた。

ならばきっと、東京近辺のどこの峠でも同じだろう。今日、峠走はできん。

で、先週日曜にやった、30分か40分走って10分休む走り方を試してみようと思った。先週と違い、今日は午前中から走れるのだから、結構長い距離を走れるはずだ。それに、本来なら今日は板橋Cityマラソンの開催日だった。中止になったから、ぐでーっとした感じでこの三週ばかりを生きているが、世が世なら今日のおれはもっと、シュッとした感じだったはずだ。それがどうだ。酒を飲みながら『ドラゴンボール』を読み、ぐでんぐでんになるという体たらく。今朝、お腹が自分史上最大級に張っていた。

よし、走ろう。そう思ったのが8時半だった。9時過ぎに着替えた時、お腹か鳴った。早朝にインスタント麺だけしか食べていないからな。しかし、走る前に何も食べないのは良くないので、ピーナッツとバナナを食べた。

9時50分頃に家を出た。外は意外と寒かった。

五日市街道を西へ走った。まずは40分走って5分休む。40分でどこまで行くか。おそらく吉祥寺ら辺だろう。
しかし、今日は体がすこぶる重かった。完全にむくみだと思う。摂取した水分が全部お腹に蓄えられているのだ。
それにしては、汗の出が悪かった。寒いからかもしれないが、もし体内に水分がたまっているなら、2キロほど走った段階で汗だくになっているはずだ。それが、今日はなかった。
しかし、走っていればそのうち、出て行くだろうと思い、40分を淡々と走った。ペースはゆっくりめ。予想通り、40分経った時点で吉祥寺に着いた。

5分足を休め、ストレッチをし、再び走る。次の40分でどこまで行くだろう。たぶん、五日市街道の玉川上水沿いのどこかだろう。

時刻は11時近くになっていた。昼飯をラーメンショップで食べたいと思った。いつもランニングする時なら、走っている途中でそんなもの食えないが、今日は休んで走る実験なのだから、昼飯を食べて1時間ほど休憩できる。

40分経過した時点で、たぶん小金井公園のあたりまできた。10分休み、さてここから新小金井街道までどのくらかかるかなと予想する。2キロほどなのでそんなにかかるまい。腹が減ってきた。12時前だった。行列ができる前に着きたいが、大丈夫だろうか。

やや、気がせく感じで再び走った。そこからラーメンショップ椿までは、10分と少しかかった。時刻は12時前だったが、席はほぼ満席だった。食券を買うと、あいている席に座ってくださいと言われた。どこもあいていないと思ったが、厨房前のカウンター席が一人分あいていたのでそこに潜り込んだ。
頼んだのは、ネギチャシュー麺中盛り。その時点で14キロ走っていたので、そのくらいのものを食べてもいいだろうと思った。

出てきたネギチャーシュー麺は、信じられないほど旨かった。ラーメンショップ椿小金井店で食べるのは、おそらく2016年の夏以来だが、それ以前、学生時代から何度も食べた過去のどの時よりも旨く感じた。
そして思った。嗚呼、ラーショのラーメンは、運動部や労働者の食べ物なのだと。味わう資格が与えられるのは、汗を流した者のみ、なのだろう。

食後、近くのファミマへ行き、コーヒーを買った。イートインで休もうかと思ったが、小学生が集まってゲームなどをしておったのでやめた。

コーヒーを飲みながら、新小金井街道と五日市街道の交差点近辺をブラブラと散歩した。座って休めるちょっとした場所を探すつもりだったのだが、つい、散歩自体に気を取られ、30分くらいうろうろと歩いてしまった。

結局、交差点近くの歩道の段差に座り、12時45分まで休んだ。

五日市街道を西へ走る。
えっ? と思うくらい、体が重かった。食後、散歩などしていたためではないかと思った。

しかし、10分ほど走るうちに、再び体が動くようになってきた。

国分寺街道を南に曲がり、オリンピックでトイレを借りた。キッズコーナーに子供が一人もいないのが不気味だった。

連雀通りから西国分寺方面に曲がり、多摩湖線と国分寺線の「ダブル西武路線」の踏切を渡った。府中街道を渡り、旧Jマート前を通り過ぎた。このあたりは、昔、小金井に住んでいた時の、片道5キロ地点だ。走るのは15年ぶりというわけだ。

そのまままっすぐ進み、坂を下りたところで40分が過ぎた。ファマリーマートがあったので入り、水を買い、イートインで休んだ。
右足の踵が少しスレて痛かった。靴を脱ぎ、しばらく足を冷やした。

15分休憩し、進路を南に向けた。JRのガードをくぐって右に曲がると、国立駅の南口に出た。駅前の道を真南に走った。一橋大の前を通り過ぎ、谷保駅の西側から踏み切りを渡り、谷保天満宮の前に出た。

右折し、緩い坂を下りて進み、左折し、まっすぐ行く。
自分の中にあるこのあたりの地図は、2000年代前半時のものなので、標識に「日野バイパス」とかあると、当惑してしまう。
その、日野バイパスから石田大橋を渡ったところで40分経った。下りたところに公園があったので、シューズを脱いで芝生に寝転び、ねんごろに両腿のストレッチをし、シューズのひもを調整した。

公園には子供たちがたくさんいて、ボール遊びを盛んにしていた。やれやれい! と思った。

15分休憩し、再び日野バイパスへ。坂が待ち受けていた。

峠走の経験がここで生きた。終わりがあることが目でわかる坂は、ちっとも怖くなかった。すいすい、とまではいかないが、「はいはい、坂ね、辛い辛いっと」くらいのダンディズムは日野市の大地に示すことができた。

ここで、帰りのことを考えた。そのまま走って行けば、夕方までには高尾に着くだろう。しかし、そこから電車に乗って帰るのは交通費と時間的にアホらしかった。今走っている40分走で、「行き」は切り上げて、「帰り」モードにシフトしたほうが良さそうだ。

坂を登り切ってから少し進んでから、日野駅方面への道へ右折した。進んでしばらく行くと下りになっていた。するすると下り、日野駅に着いた。

ここから、日野橋方面に向かう途中で40分経過。3時を過ぎていた。コンビニがあったので、モンスターエナジーの、なんか小さいやつを買い、道沿いの寂れた公園で休んだ。

この時点で走行距離は30キロを超えていた。40分走行もだんだんキツくなっていた。走行距離を30分にするとして、5時を過ぎたら今日はおしまいにしようと思った。

西国分寺駅を目指すことにした。日野橋を渡り、甲州街道に出て、谷保から北東方面に行こうと、とりありずコースを決めた。

しかし、日野橋は通行止めになっていた。多摩川を正面に見て、上流下流どちらの橋に移動するか、一瞬迷ったが、上流に向かうと家から遠ざかるはずだと思い、下流に移動することにした。
下流で渡れる橋は石田大橋だった。日野市をぐるっとまわって元に戻ってきたことになる。
橋を渡り、国立府中ICで30分が過ぎたので、そこで10分と少し休憩した。だんだん、休憩してからの復活パワーが衰えてきたように感じたが、普通に30キロ以上走っていたら、ここまでは走れまいと思った。

コースを検討し、細道を通って谷保天満宮の西側を北上することにした。

10分休憩し、谷保に向かう。すぐに甲州街道に出た。谷保駅西側の踏切を渡り、すぐに道を東におれ、西国分寺方面に向かった。

夕食は、東小金井の『宝華』にしようと、日野市に潜入した時から思っていた。予定では、西国分寺あたりでJRに乗り、電車で東小金井に向かうつもりだったが、このまま走って東小金井に行けるんじゃないかと、国立を走っているうちに思えてきた。
で、東八道路を目指すことにした。昔、町田方面から小金井に戻ってくる時に、ぐいーんと東に折れ曲がるあたり。そこを目指した。今は、ぐいーんと折れ曲がるだけでなく、まっすぐ北上するルートができており、その名を新府中街道というようだ。「行き」を走っている時、旧Jマートの手前で見た。まだ開通していなかったが、ゆくゆくは延びて、青梅街道や新青梅街道と接続するのだろう。

途中、東八道路延長を見込んだエリアがあった。ガードレールがひしめいていた。

その、ぐいーんのところで30分経った。休憩。しかし、座れる場所がなく、5分以上うろうろしてしまった。
走って休憩する走り方の場合、休憩時間はたいへん重要だと思う。しっかり足を休めておかないと、次の走りに差し支える。たとえ地べたに座るのでも、立っているよりはマシだと思う。

結局、ぐいーん交差点では座れず、10分と少し休んだところで走りを再開した。もう、30分を楽に走るのはきつかったので、20分ずつ走ることにした。
東八道路を東に進む。武蔵野線のガード下をくぐり、府中街道を横断してからは、懐かしの国分寺・小金井南部エリアだ。そのあたりを走るのも、15年ぶりだった。

新小金井街道交差点の手前で20分が過ぎた。道ばたの花壇に座れるスペースがあったので、座って休憩。走行距離はついに40キロを超えた。

時刻は5時を過ぎていた。しかし、ここまできたら東小金井まで走りたいと思った。ただ、さすがに40キロ走ると、20分走行でもきつかった。ただし、フルマラソンで40キロ走った時点に比べると余裕があった。

7分ばかり休んでから走りを再開した。新小金井街道を横断し、小金井街道を左折。道なりにいくと、野川の橋で夕日が見られた。

連雀通り交差点手前の坂を上った。昔、このあたりを走る時は、帰りのこの坂がたいへんしんどかったが、今日は40キロ以上走っているのに、案外すいすい上れた。
とはいっても、上りきった時はさすがにしんどかった。このまま武蔵小金井駅に行ってJRに乗っちゃおうかと思ったが、せっかくここまで来たのだし、ゆっくりでいいから東小金井に向かおうと決め、連雀通りを東に向かった。

昔住んでた家の前を過ぎ、小学校に沿って左折し、大学通りを右折する。農工大のキャンパス前を走っていると、進行方向に信号が見えた。栗山公園の信号だった。そこをゴールにし、クールダウンしながら店に向かおうと決めた。

ラストスパートとはいかないが、走るペースは現状維持のままでいけた。ゴールし、距離を測るアプリを見た。走行距離は44キロだった。やったね。フルマラソンより長く走れた。

歩いて『宝華』に向かう。クールダウンにはちょうどいい距離だった。
店は空いていた。並ばずに座り、迷うことなく、ネギ丼宝ソバセット中盛りを頼んだ。

『宝華』は、マスターが亡くなって、やはり以前とはどこか雰囲気が違ってきたように思う。味が変わったというより、マスターが発していた「気」がなくなったことによる不在感が、昔を知っている者に違和感を感じさせる。
でも、そういう感想を店にぶつけるのは、意地悪だろうなあとも思う。衣鉢を継いで一生懸命やっている今の店員さんたちに失礼だろう。

東小金井から電車で7時半帰宅。シャワーを浴び、ビールを飲んだ。

旅ランニングをするためには、自分の足が移動手段としてどんな使い心地なのかを知っておく必要があると思い、先週くらいに「休みつつ走る」案を思いついた。先週は距離が短かったが、今日は丸一日走っていたので、一日に自分が大体どのくらい走れるかは把握できたと思う。
結論からいうと、やはり40キロはしんどい。しかし30キロだと物足りない。そのへんは、フルマラソンの壁と言われるゾーンが間にあるような気がする。
休憩するときはしっかり休むことを、かなり意識しないといけないと思った。逆にいうと、それされきちんとしていれば、今日はもっと楽に走れたかもしれない。
フルマラソンより長い距離を走ったが、フルマラソンよりダメージは小さかった。
だが、明日も40キロ走るとなると、まだ躊躇がある。そして、明日も走れるような足でないと、旅ランニングは無理だ。

色々、得るところはあった。マラソン本番は5月17日。あと2ヶ月だ。今のところ中止にはなっていない。暖かくなってきたし、最近おろそかになっている心配追い込みもまたしなくちゃなあと思う。

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