『関心領域』見る

8時起き。腰が痛かった。

昼までダラダラ過ごす。

午後、「珊瑚」「水泡」の練習をし、3時前に家を出る。

自転車で永福町。京王で調布へ。

3時半、イオンシネマへ。チケットを発見するとドリンク券がついてきたので、アイスコーヒーと交換した。

3時50分から『関心領域』見る。

地方に赴任し、家族ごと移住した男が、途中で転任することになった。
せっかくその土地の暮らしをいい感じに仕上げてきた妻は失望し、夫と共に転任先に引っ越すことを拒否する。
夫は単身赴任となるが、色々あって、結局元の土地に戻れることになる。
彼はどうやら、胃を患っているらしい。

お話は単純。
しかし夫の仕事は、アウシュビッツ収容所の所長だった。

家は収容所の隣に建てられている。
映像に映し出されるのは、美しい田園の中にある理想的な田舎暮らしだ。

その暮らしを撮影すると、否が応でも背景に収容所の壁が映ることになる。
壁の向こうからは、時々、銃声が聞こえる。
同じく、夜に時々塀の向こうから、赤々と燃える炎の揺らぎが見える。

見ている我々は、その意味を知っている。

ドイツ人一家の暮らし、壁、銃声、炎、時々聞こえる叫び声。
目に見えて耳に聞こえるのはそれだけだった。

ラスト、クレジットタイトルが映し出されている間、エンディングともいえる音楽が流れる。
これが、ものすごく怖かった。
漏斗状になった地獄の入口があるとして、そこに吸い込まれていく人々が苦しみ悶える声に、メロディをつけたような音楽だった。

映画館を出ると5時半を過ぎていた。

夕食を食べに、中央自動車道近くの中華レストランへ行ってみた。調布から歩いて15分ほどかかった。

店の前に着くと、自分の前にひと組のカップルが店に入るところだった。その二人で席はちょうど満席だった。

その近くにある『ビッグボーイ』へ移動してみると、そこも満席だった。

結局、甲州街道沿いのコンビニで、焼きそばパンを買って、店の前で食べた。特に腹が減っていたわけではないので、それで十分だった。

7時10分、ショップへ。オープンとダイブガイドのプール講習を終えた面々でいっぱいだった。

店に入り、奥のテーブルに座り、昨日見たイサキとタカベの写真をスマホで調べた。

7時半、レスキューコースの説明を聞く。新しいことを沢山覚えるというよりは、今のスキルをパワーアップさせ、安定度を高めるのが目的だと思った。自分としては、バディシステムをより有効に活用するために受ける意識でいたのだが。

講習内容はハードだと言われたが、オープンの時に比べればマシだと思った。

9時まで説明を聞き、講習料を払って、ショップを出た。

先日、修理に出したハードディスクのリカバリーが終了した。データの復旧はほとんどうまくいったそうで、データは、レンタルHDDにコピーした状態で配達される。

料金は16万円台だっだ。消費税を入れて18万。20万は切ったが、復旧データがほぼ100パーセントだったために、成功報酬料も全額かかった。

この出費に加えてのレスキュー講習代だから、結構痛い。貯金を切り崩そうか迷うところだ。

永福町のキッチンコートで、エビカツ、マルエフの黒を買って帰宅。

夜、Youtube で音楽をはしごしはじめたら、例によって止まらなくなり、延々と明け方まで起きてしまった。

4時過ぎ、明るくなってから就寝。