袋井メロンマラソン

昨夜の部屋はワケあり部屋だったらしく、一晩中となりの電気室の音がうるさかった。
ウォークマンを聞きながら寝ても聞こえた。
電気室ってなんだろう。

5時半に起きた。
あまり寝ていなかったが、起きて電車の時刻表を調べた。

6時半に食堂へ。
宿泊客は誰もいなかった。
沢庵だけでご飯を2杯食うのも味気なかいのて、納豆、卵焼き、鶏肉とキャベツの炒め物、味噌汁、スクランブルエッグ、ウインナー、ポテトサラダも食べた。
食後、オレンジジュースを飲み、部屋に戻り荷物をまとめ、チェックアウトする。

外は雨だった。
結構な降り方だった。

コンビニでボクサーブリーフを買う。
持ってくるのを忘れていた。
普通の綿100のトランクスではまずい。

駅のトイレへ行く。
個室の前に行列ができていた。
迷ったが、そのまま待ち、中で着替える。

電車の中は、マラソンの参加者で混雑していた。
だが、板橋Cityマラソン当日の埼京線に比べると大したことはない。

愛野で降り、坂道を上り、エコパスタジアムへ。
雨はやんでいたが曇っていて、いつまた降り出すかわからない感じだった。

スタジアム横のエコパアリーナで、マラソンの参加賞をもらう。
バスタオルだった。

男子更衣室と書かれている張り紙に従って移動する。
アリーナのロビースペースがそれだった。
スタンドの席に移り、そこでユニフォームに着替える。

屋内なので暖かく、雨の心配をしないでいられるのはよかった。
荷物預かりは鞄だけにして、私服は席に置いておくことにした。
貴重品もないし。

荷物を預け、隣のエコパスタジアムへ。
すでにフルマラソンの出走者が並んでいた。
ランニングウェアは、寒くなさそうだったのでノースリーブのものにした。
実際、スタジアムの外で並んでいても、寒さは感じなかった。

開会式がスタジアムの中で行われているらしく、司会者と政治家の声が聞こえてきた。
市長が来るのはわかるが、議員はお呼びじゃねえなあと思いながら聞いていると、スタート3分前のアナウンスが流れた。
列が前に移動し、スタジアムの中へ入っていく。

3分前とアナウンスした30秒後くらいに、1分前というアナウンスが流れた。
そして、おもむろにピストルの音。
あっけなく始まってしまった。

トラックを回ってから外に出る。
体は軽かった。
去年や一昨年はスタートから重かった。

先週くらいに、過去のランナーの感想をネットで調べた。
すると、袋井メロンマラソンのコースは、坂の上り下りが多くてキツイという感想が多かった。
去年のつくばマラソンや、一昨年の彩湖マラソンも坂はあった。
でも、それらとは次元が違う厳しさのようだった。

序盤10キロまでは、細かい上がり下がりがあった。
エコパが高いところにあるので、トータルでは下がっているのだろう。
下り坂の方が長かった。

コースは複雑だった。
地元の人でも同じコースを走るのは難しいと思う。
今、どの辺にいるのかまったくわからなかったが、JRの陸橋を渡ることで、線路の北側に来たのはわかった。
そこから先は平坦な道が続いた。

21キロ地点を、1時間48分で通過した。
坂がきついのは後半だから、このタイムがどこまでアドバンテージになるか計算した。
4時間を切るには、残りの21キロを2時間12分以内で走ればいい。
132分以内。

2012年の板橋Cityマラソンでは、折り返し点通過時、1時間45分だった。
その時よりも3分遅いが、去年よりは大分マシだ。

7分台に落ちるのは、よほどへたった時だろうと思ったので、とにかく1キロ1キロを淡々と走った。

個人的に、28キロ地点が折り返し点だと思っている。
距離にして3分の2だが、その先が苦しい。

給水ポイントは5キロごとにあった。
スポーツドリンクと水の2種類。
エイドは、バナナ、みかん、団子、苺、飴など。
バナナと飴しか取らなかった。

29キロ地点あたりに、ガツンとくる坂があった。
(いよいよか)
と思ったが、その先はまた平坦な道が続いた。

坂そのものよりも、坂で足を疲弊させた状態で長く走るのが辛かった。
30キロ地点通過時のタイムが、2時間40分だった。
すでに、キロ6分台にペースが落ちていた。

そこから先はカウントダウンだった。
残りキロ数が1キロずつ減っていくという感覚で走った。

JRの線路沿いに愛野駅に向かう。
道は真っ直ぐで、先行するランナーが遠くに見えた。
真っ直ぐのコースは走りやすい。

37キロ地点から、エコパスタジアムへののぼり坂が断続的に始まった。
38キロ地点に最後のフードステーションがあり、飴をもらった。
気合いを入れて坂に挑もうとして、飴の包みを見たら、ノンシュガーだった。
3年前と同じパターンだ。

39キロ地点から坂を上がった。
両腿が悲鳴を上げる。
ゴール間近の段階で長い坂を上るのは、苦行としかいいようがなかった。
しかも、エコパに着いたら、スタジアムの周りをぐるっと一周する。
やっとスタジアムに入ったら、今度はトラックを一周する。
腹が立ってきた。

3時間53分でゴール。
号砲からのグロスタイムは3時間55分だった。
後半の21キロを、2時間5分で走ったことになる。
前半より17分遅かった。

メロンを食べる。
カップに二切れ入っていた。
メロンマラソンという割に、メロンの量は少なかった。
昔は食べ放題だったらしい。
昨今のマラソンブームで参加者が激増したためだろうか。

アリーナの席に行き、着替えを持って、再びスタジアムの男子更衣室へ。
シャワーを浴びる。
シャワー室がある大会に出たのは初めてだ。
これは嬉しかった。

外に出る。
屋台があった。
マラソン大会はどうして屋台があるのだろう。

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静岡行きの電車に乗る。
愛野から1時間かかった。

北口に出る。
新静岡セノバ内の「炭焼きレストランさわやか」へ。

並んでいた。
30分待ちと言われたが、了承する。

実際は40分待ちだった。

この店は静岡県だけにしかないチェーンレストランで、げんこつハンバーグというのが名物らしい。
当然、げんこつハンバーグのセットを頼んだ。

運ばれてきた鉄板には、パンパンに膨れあがったハンバーグがのっていた。
店員がきて、そのハンバーグを半分に切り、切った面を鉄板に押しつける。
油が跳ねなくなったら食べて下さいと言われる。

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食べてみた。
表面はカリカリではなく、腰のある麺類のような食感で、中は赤いところが残ってクリーミーだった。

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オニオンソースが実にうまい。
今まで食べたことのない美味しさだった。

食べ終わると16時50分になっていた。
店を出て駅へ。
こだまに乗り、1時間ちょっとで東京へ。
車中、寝ていた。

8時帰宅。
風呂に入る。

あがってから夕飯。
白菜の漬け物、豆腐、魚肉ソーセージ。

映画が観たい。
撮りだめしてるのを、今度こそ見ないと。