心を込めてきた

昨日あれだけ寝たのに、今朝も延々寝ていた。いったん7時台に起きたものの、延々寝続けて、結局、起きたのは11時半だった。

変な夢を当然沢山見た。今日は起きても覚えていた。

一つ目。あるバンドのツアースタッフみたいな仕事をしていて、なぜか自分は別の若者の風貌をしていて、中国でメンバーとはぐれる。中国人のおっさんが話しかけてきたが、言葉がわからない。おっさんはオレのスマホを覗き、翻訳機能を使おうとするのだが、フリックのため全然文字が打てず、諦める。そのおっさんがいじったせいで、スマホは普通の入力が出来なくなってしまい、何とかして音声入力をしようと頑張るのだがうまくいかない。

二つ目。東西線に乗っていたのだが、寝過ごしたらなぜか北の地方まで運ばれている。北ではあるが、どの路線なのかはまったくわからない。スマホのGPSで位置を把握しようとするのだが、一つ目にみた夢の設定を引き継いでいて、スマホの操作がうまくいかない。そのうち、向かいのホームに電車が入ってくる。それに乗らないと東京方面に戻れないと思ったので、慌てて乗る。車両はサイケデリック調に塗られており、座席はボックスシートだった。時刻が3時を過ぎていたため、今日の予定に間に合わせるためには、直接会場に行くしかないと思っている。

二つ目の夢から覚めたとき、良かった、まだ練習する時間がある、と思った。

昼、カレーうどん食べる。

午後、3時半まで延々と「甘納豆」「さよりっ子」を練習する。最初のうちは、イップスに罹ったようにミスを連発し、イライラがつのったが、途中から、心を込めることに集中した。そうすることでミスも減ってきた。

3時半過ぎ、風呂に入り、4時過ぎに家を出る。自転車で吉祥寺へ。4時50分、会場のサロンに入る。

リハで二曲をやった。やはり緊張で指先が震えたが、回を重ねるごとに震え方は穏やかになってきているように思う。ストレスも同様で、以前は本番が迫ると憂鬱で仕方なかったが、今日はわりと落ち着いた気持ちでいられた。

5時半から演奏会開始。二番目が自分の番だった。「甘納豆」から始める。リハに比べてミスは多かったが、気にせず弾き通した。「さよりっ子」も何ヶ所がミスを犯したが、こちらも同様に弾き通した。どちらの曲も心を込めるということに集中した。

師範と師の生演奏はさすがに素晴らしかった。間近で聞く生の音は、耳だけでなく皮膚を通しても身体の中に心地よく響いた。録画しようかと思ったが、生で聞かないと意味がないのでやめた。

会の終わりにプレゼント交換をした。お菓子が入った靴下をもらった。師の締めの挨拶を聞き、良いお年をと挨拶して会場を出た。

中央線ガード下のOKに寄り、ヴァイツェンビールとポテトチップスを買った。OKは色々な店舗で買い物をしてきたが、そこのOKはいまいちパッとしなかった。ワクワク感がなかった。

7時過ぎ帰宅。ビールを飲み、先週に続くイベントを無事終えたことを寿いだ。

ここ三年ほど、三善晃先生の同じ楽曲集から選んで練習してきたが、来年からはドビュッシーをやることになりそうだ。自然な流れなのだろう。師も「たしかにそうだよな」と言ってくれた。

編み作業する。絵柄とロゴ部分が終わり、前身頃と後身頃を分けて編む段階を過ぎてから、進み方が早くなってきた。前身頃を編み終わり、後身頃に取りかかる。あと三十数段。それが終われば、襟と袖つけのみなので、どうやらクリスマス前に編み終えられそうだ。

11時就寝。しかし、おそらくこの二日間寝狂ったせいで、まったく寝つけなかった。