読んで疑問に思ったこと

朝、寝過ごしてしまった。ぐっすり寝過ぎたようだ。起きると10時半だった。

1時間遅れて作業。ここ数年間で、ここまで寝過ごしたのは初めてだ。

寝過ごしたことが負い目になって、マジメにどさん子ツールの依頼をこなす。

昼、焼きそばを作って食べる。

夕方までどさん子ツールの作業。ちゃちゃっと済むと思っていたら、面倒な改修が色々あり、時間がかかった。

走りに行く。10キロ走るつもりで、荒玉水道を南に向かったが、桜上水の踏切が開かず状態になっていたので、そこで引き返した。別段、長い距離を走らなくてはいけない日ではなかったし、暑かったので汗は十分に出ていた。

明日健康診断なので、夕食はトマトのみ。3個。

『豹頭王の来訪』読了。五代ゆう氏の書いた巻。131巻以降は、ヤガとパロを五代ゆう氏が、ケイロニアを宵野ゆめ氏が担当していた。この巻は、パロの緊急事態を慮って、グインが国境の町ワルドまで馬を駆ってやってきたという回だった。五代グインに、グインが初登場ということになる。

ワルド城の人々はグインの来訪に驚き畏れるが、グインの目的はヴァレリウスとの密談にあったようだ。パロで何が起きたのかを聞き、リンダがイシュトにさらわれた形になっている今、レムスを王位請求者として使ってはどうかと意見するところなどは面白かった。

その後、ヴァレリウスのもとに、ケイロニアにいたドルニウスがやってくる。ドルニウスはケイロニア編で宵野ゆめ氏が登場させ、活躍させてきたキャラクターだ。やり手で気骨ある魔導士だった。

しかし、本巻で登場したドルニウスは、ヴァレリウスの弟子となったアッシャが女であることを咎めたりなど、小物感満載に描かれていた。挙げ句の果てに、とるに足らない魔導士だとヴァレリウスに強調された上で、ケイロニアに送り返されていた。

これじゃ、次の巻を書く宵野ゆめ氏は、大変書きにくいだろう。ルール違反だ。本巻の展開からしても、ドルニウスを貶める必要はまったくなかった。

また、ヴァレリウスがグインに、英雄で居続けることへの同情を寄せるのはすごく変だ。グインは英雄を演じていることを前提にしているのかおかしい。いくらなんでもそんなレベルじゃなかろう。

村を焼いたアッシャに対して憎しみをぶつけるイリーンの使い方もあざとかった。

ブランのパートでは、夢路いとし・喜味こいし師匠のような老僧コンビが出てきて、それはそれで面白かったが、前回から全然進んでいない感じがした。スカールのパートも同様だった。この巻でグインを来訪させるひまがあったら、そちらの物語を進めた方が良かったのではないか。正直、グインがワルド城を来訪する必然性はまったくなかった。時制としてはオクタヴィアの即位直前で、そんなヒマもない。作者がグインを出させたかったからという理由以外、まったく浮かばない。