明日本気出すを続けた結果

眠れなかったのでそのまま明け方まで起きていた。5時頃、朝飯にご飯とネギ納豆を食べた。

午前中、『夢想』を練習する。トータル20回ほど繰り返してから、これ以上やっても無意味だと思った。筋肉痛になる。

9時頃から外は暑くなっていた。真夏日だった。水耕栽培の水を足し、植木に水をやった。小松菜とほうれん草のプランターは結局栽培に失敗した。小松菜は虫にやられ、ほうれん草は酸性土にやれらた。大豆は、いくつか実ができたが、そろそろ全体が枯れそうになってきた。

12時半に家を出る。自転車で荻窪へ。

昼飯に、『丸信』でメンマラーメン大盛りを食べる。今年初。

食べ終えてからしばらく、建物の影で風を浴びながら、グイン・サーガを読んだ。

1時15分、発表会の会場へ。5分リハーサルをさせてもらう。とちらずに半分以上できた時点で、師から、そのへんで、とストップがかかった。いい感じだった。

2時から、若い子たちのパフォーマンスを見る。中学生になったばかりと思われる男子の、迷いのない指使いに驚いた。6年前はたぶん小学校低学年だったはずで、その頃、もしかしたら見ていたかもしれない。他にも、数年前はあどけなかった女子が、中学校の制服姿で舞台に立っていた。見覚えがある子で、その子も格段にレベルアップしていた。

休憩時間を経て、後半、自分の番になった。過去に比べると緊張はしていなかったが、それでも指が震え、リハではできたところをことごとくつっかえてしまった。後半なんとか持ち直したが、前半のつっかえが悔しかった。師に言うと、「後半持ち直したじゃないか」と慰撫されるが、これも、『明日本気出す』を続けた結果だよなあと、自嘲的になる。

会場を出て、環八を南に下り、住宅地から五日市街道に出た。サミットで飲み物などを買った。

5時過ぎ帰宅。入浴し、ビールを飲み、とりあえず半年練習した『夢想』の本番をひとりでしみじみ寿いだ。しかし、そろそろ器財を新しくしないといけない。さすがに今のままでは不満が大きくなってきた。

クリステン・R・ゴドシー『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』読了。ヨーロッパ東側諸国の国家社会主義体制における女性のキャリア形成や仕事のしやすさはどうであったかを比較対象として、資本主義陣営はどうなのかを考察している。冷戦が終わり、国家社会主義の国々が資本主義になったが、それらの国々に住む女性にアンケート調査を行った結果、昔の方が幸福だったと思っている人が男性より多かったという。興味深かったのは西ドイツと東ドイツで、西ドイツの既婚女性は、働くのに夫の許可が必要だったのに対し、東ドイツの女性は結婚しても働くのが当たり前だった。ゆえに東西ドイツが統一された時、東ドイツの女性は政府に、もっと保育所を! と、強く求めたという。結果として、西ドイツの女性も、自身のキャリア形成について蒙を啓かれたとか。

グイン・サーガ128巻『謎の聖都』読了。幽閉されたシルヴィアの様子が少々。日々泣き叫び、グインを呪っていると、暗闇にじじいが現れて、恨みを晴らしたいかと尋ねる。ま、グラチウスだろう。残りはヤガのスカールとヨナ。ヨナは偶然フロリーと会う。彼女はヤガで茶店を経営していた。しっかりしている人だとヨナは好感を持ち、フロリーはフロリーでヨナのことを、男の人なのにこんなに話しやすい人初めて、とか思ってる。とっととデキろ、と思う。その後、商人のイオが正体を現し、ヨナを大神殿に連れて行こうとするが、スカールが助ける。

続けて129巻『運命の子』読了。スカールがつけてくれた部下とともにヤガ脱出を図るヨナだったが、全裸の黒人女魔道士に捕まり、スカールの部下は全滅。ヨナは連れ去られる。この魔女は、外伝1巻『七人の魔道士』に出てきた魔道士の一人だ。時間軸としてこの巻は、もう『七人の魔道士』イベントは終わっているので、つまり、ヤガの町が変貌したのは、ヤンダル・ゾッグのしわざだったということになる。やっぱりね。フロリーを連れてヤガを脱出しようとしたスカールだが、商人のイオに邪魔され、そこでも『七人の魔道士』に出てきたヘドロ人形みたいな魔道士が出てくる。その魔道士にフロリーが捕まるが、フロリーは息子イシュティをスカールに託す。

2時就寝。