朝5時起き。ダイビング明けのため、若干筋肉痛だった。
荷物をまとめ宿を出る。車を止めたところに向かう途中、鹿がいないか見渡すが、明るくなったためかどこにもいなかった。
港に黒猫がいた。

昨日の夜に行ったファミリーマートへ行き、朝飯にカップラーメンとパンを食べた。


8時45分にダイビングサービスへ行く予定だったが、それまで2時間くらい時間があった。しかし、あちこちを観光するには中途半端な時間だし、日差しも暑そうだったので、コンビニの駐車場に座って日記を書くなどして時間をつぶした。駐車場は日陰になっていて涼しかった。ものすごい数の赤とんぼが飛んでいた。
8時15分に車を出し、ダイビングサービスに向かう。朝通った道を戻って九鬼港に下り、湾の反対側へ。施設は道沿いにあった。車を敷地内に止め、中の人に声をかけ、機材を港に下ろすため、ウェットスーツとブーツ以外をメッシュバッグに入れてガイドさんに渡した。
施設は広く、研修用プールもあり、かなり立派だった。研修に使っている建物でブリーフィングをした。今日は自分以外、その施設で研修を受けている二人組女性が潜るらしかった。その女性達はドリフトの研修だったので、一本目は彼女らとは別に、ガイドさんと自分は別のポイントに潜ることになった。


9時50分頃に出船する。九鬼の湾を少し出た所で、ジャイアントストライドでエントリーした。

昨日に続いてロープ潜降した。ガイドさんとマンツーマンなのは昨日と同じで、水深が浅いところの透明度が低いのも昨日と同じだった。串本より透明度が高かった。水温も、夏にしては冷たいが、ウェットスーツじゃ耐えられないほどではなかった。自分は低い水温の耐性がまあまあ強いのではないかと思う。
水深は昨日より深く、25から26メートルあたりまで潜った。例によって色々な生き物を指し示してもらえたが、エキジットする頃には名前を忘れていた。地形は串本よりも変化があるように感じた。
1本目を上がった時、女性二人についていたガイドさんに、九鬼の海はどうだったか聞かれた。きれいでしたと正直に答えると、驚いていた。普段はこんなもんじゃないらしい。
昨日のガイドさんも、串本のベストシーズンは9月から10月だと言っていた。去年、柏島に行ったときも、透明度は大したことなかった。8月は休暇を取るにはいいが、潜るには最適ではないのだろう。

2本目を潜るまで、施設をうろうろしながら、車を返却時間を気にしていた。松阪で返す時刻を14時半に設定していたのだが、九鬼から松阪まで高速を使ってどのくらいかかるのか見当がつかなかった。一昨日は一般道を走り、九鬼の手前に至るまで1時間半かかっていた。余裕をみて2時間かかるとしても、ダイビングサービスを12時半に出ないといけない。しかし、2本目は11時50分開始とのことだった。とても間に合わない。そもそも、14時半返却にしたのが間違いだったのだが、予約した時は距離感がわからなかったため、これはしかたない。
2本目は、有名なオハイブルーと言われる断崖下の、さらに沖の方だった。潜る側としては、ブルーの中の人になってしまうため、その色合いを楽しめないが、位置関係を考えると少しワクワクした。あのオハイブルーに潜るようなものだぞ、と。
研修している女性二人と一緒に、ドリフトダイビングをすることになった。とはいえ、初めての場所だし、ドリフトだろうとなんだろうとガイドさんについていくしかないのだが。
1本目と同じく25メートルほどまで潜り、色々見ながら移動した。ほぼ何も考えず、中性浮力で漂いながら、海の中は気持ちいいなあと思いながら移動した。昨日から4本潜ったうち、これが一番楽しかったかもしれない。
浮上時、ガイドさんと一緒にフロートを上げた。去年の暮れにショップのポイントがたまったので自分用のを買ったが、実践で使うのは初めてだった。フロート上げ自体も久しぶりだった。アドバンスを取って間もない頃、フロートと共に自分も浮上したことがある。さすがにそうはなりたくないなあと思いながら、ロープをほどいておもりを沈め、オクトパスから空気を入れ、フロートを上げた。事前にBCから空気を抜ききって、息も吐き気味にしていたので、フロートと共に浮上することはなかった。
安全停止を経て無事エキジットした。
港に戻ったのは12時50分過ぎだった。機材洗いと着替えを急いでも、ダイビングサービスを出るのは1時半頃になりそうだった。結局、ログ書きの時間を端折り、支払いと会員入会のみ速やかに済ませて、1時20分過ぎに車を出した。九鬼はまた来てみたい。
松阪駅近くのガソリンスタンドにナビをセットし、有料道路優先ルートで向かった。尾鷲北ICからひたすら高速道路を走ったが、到着予想時刻は結局、午後2時45分より前倒しにはならなかった。
勢和多気ICを下りた時点で2時20分になっていた。これはどうあっても返却時間2時半には間に合わないと思ったので、ガソリンスタンドに着く前に停車して、レンタカーに電話をし、遅れる旨を伝えた。
ガソリンを入れ、松阪駅に向かう途中で少々渋滞もあり、返却したのは3時近くになってしまった。延長料金を取られたが、事故るよりはましだ。無事が一番。
近鉄松阪駅のファミリーマートで、昼飯にコッペパンとサンドイッチを買った。昨日から五食連続、ファミリーマートで買ったものを食べている。

名古屋行きの近鉄急行に乗り、名古屋の飲食店について調べた。2時半までに車を返却できていたら、もっと早い時刻の急行で名古屋に戻り、軽く一杯やろうと思っていたのだが、そこまでの時間はとれそうになかった。
で、駅構内にある店であんかけスパゲティを食べることにした。
5時前、名古屋に着いた。駅は旅行客で混んでいた。
『スパゲティハウス チャオ』の太閤通口店に入り、ミラカンのジャンボを頼んだ。

美味かったが、自分でも作れる味だと思った。
食べ終わってから生ビールを一杯飲んだ。
5時40分頃に店を出る。
帰りの新幹線はぷらっとこだまだったので、ドリンク引き換えチケットを缶ビールに引き換えた。
こだまはガラガラだった。ならば、ゆっくり飲めるだろうと思い、ビールをもうひと缶買い足した。
6時38分のこだまで東京に向かう。『小説イタリア・ルネサンス』4巻を読む。フィレンツェ、ローマと外国を遍歴してきたマルコは、ついにヴェネツィアに戻り、政治家として復帰する。

9時過ぎ東京着。地下鉄に乗り換え、10時過ぎ帰宅。洗濯物を洗濯機に放り込み、水のシャワーを浴びた。機材片付けは明日に回した。
今年の夏旅行はこれでおしまいとなる。毎年、24日前後に日程を立てることが多かったが、一週間早く終了だ。理由は、9月14日のトレランレースのため、残りの日々を走り込みに費やさないといけないからだ。
そのためのトレーニングとして、今月頭にヤビツ峠を走ったが、見事に轟沈し、蓑毛バス停でギブアップしてしまった。先週土曜に再度挑戦した時は、散々止まって歩いて、ヤビツ峠に到達するまで、歩くよりも時間がかかってしまった。
とにかく体重を落とさないといけないが、今日までの三日間はコンビニ食中心だったので、暴飲暴食とまではいかなかったのが幸いだ。
12時就寝。7月まで不眠気味だったが、今月はあちこち移動したおかげか、眠れるようになってきている。