脱!雑!

9時過ぎに起きて雑煮を食べた。居間のテレビは箱根駅伝を映していた。

暖かかった。昼のうちに走ろうと思った。
一昨日、いつもより走るペースが速かったために、両腿に筋肉痛があった。11月からひと月で200キロくらい走ったのに、筋肉痛を起こすということは、速く走る筋肉をまったくいじめていなかったということになるだろう。のほほんと走っていたのだ。
2010年頃は、最後の1キロを全力で走るようにトレーニングしていた。そういう走り方をしなくなったのは、回数を減らして距離を長くした2012年からだ。この時にベストタイムを出したことが、その後のトレーニング方法に影響を及ぼしたのだった。
体重を軽くして、心肺機能を鍛える。この二つを心がけていかないと、再びサブ4ランナーに戻るのは難しい。

昼、チャーハンを作って食べた。年末に作った煮豚はこれでなくなった。

母の誕生日だったので、ケーキを食べた。「この年になると誕生日おめでとうって感じじゃないな」と父が言った。ケーキはまあまあの味だった。

4時、走りに行った。中川堤防沿までゆっくり走ってから、河口までペースを上げて走った。一昨日より息がもったが、湾岸道路のあたりで胃部に重さを感じた。これは、止まって落ち着いたほうがいいと思い、脇道の芝生に寝転がると、予想通り胸焼けがしてきた。しかし、止まるタイミングが早かったので、収まるのも早かった。臨海公園を回るつもりだったがコースを変更し、ゴルフ練習場のところから進路を北に向け、そこからペースを上げ、家に帰った。

夜、刻んだ煮しめを具にしたちらし寿司を食べた。

「男はつらいよ 寅次郎わすれな草」観る。
浅丘ルリ子のリリーが初登場。港で寅さんと話すシーンと、酔って寅さんにからむシーンが出色。受けに回った渥美清の芝居がたまらない。この頃の渥美さんは気力体力ともに絶好調だったのではないか。
そして寅さんと言えば夢のシーンだ。山田洋次監督はこのお約束で様々な映画ジャンルを遊んでいて、短くても大変出来がいい。寅さんばっかり撮っているようで、実は多種多様な映画を撮っていることになっているのだ。

「オー!ゴッド」見る。
主演はジョン・デンバー。スーパーの主任役。ある日突然、神さまから指名されて、神が実在することを人間たちに知らせてくれと頼まれる。
談志のおすすめ映画ということで、いつか見ようと思って録画しておいたのだが、なるほど、粋なコメディだった。同じく談志推薦の「ワンダとダイヤと優しい奴ら」の方が自分の好みだが、にんまりするような良小品だった。妻を演じるテリー・ガーが素敵。

今年の目標が決まった。
オレは、雑な人間だが、繊細なところもある。
問題なのは、両方が混ざっているところだ。
昔、ダウンタウンのごっつええ感じでやっていたAHO AHO MANのコントで、固い金属の輪をもろいプラスチックでつないだチェーンというのが出てきたが、それと同じことで、繊細なら繊細、雑なら雑で統一しないと、物事を進めたり、何かを作ったりする時に、かえって良くない結果を導いてしまう。
ので、今年は、雑になってしまうことから、抜け出そうと思う。
脱! 雑!