昨日の夕方4時過ぎからJR中央線は運休していた。
三鷹と立川の間を高架化するらしく、そのための線路増設工事を大々的に行ったのだ。
今日の8時過ぎには工事が終わるはずだったのだが、昼の12時になっても復旧していなかった。
武蔵小金井で信号のトラブルがあったらしい。
1時近くまで待ってみたが、動く気配がなかったので、バスを使って調布へ行く。
調布から京王線を使って明大前。
明大前から井の頭線で下北沢。
下北沢から小田急で成城学園前。
成城学園前からバスで鎌田。
そこから歩いて5分。
歌劇団うっちゃりの稽古場に着いたのは3時だった。
借りている音楽室に入ると、通しをやっていた。
4時過ぎから2度目の通しが始まったので、台本をめくりながら細かいチェックをしていく。
本番直前ならではの作業だ。
マグでの稽古は平日の夕方と、土日のいずれかの昼から夜までを使って行う。
つまり週6日稽古だ。
それでも足りないと思うのは作り手の常かもしれないが、今回演出を手伝っている「歌劇団うっちゃり」は、週1回日曜のみの稽古なので、正直どうなることかと危惧するところがあった。
ところが稽古を経るごとにどんどん形ができていくのには驚いてしまった。
役者さん達は稽古のない平日、きちんと自主練をしているとおぼしかった。
当たり前のことなのかもしれないが、稽古のない日が週6日あるということは、駄目出しをされたことをたっぷりフィードバックする時間があるということでもある。
毎日稽古で視点が狭くなるより、役者は自由になれるのかもしれない。
9時稽古終了。
主宰の江刺さんの車で吉祥寺まで送ってもらう。
10時帰宅。
キャベツ、なす、ネギ、豚肉を味噌で炒めて食う。
久しぶりに駄目出し目的で芝居を見たため、脳が疲れているのを感じた。
いすに座るとぐったり。
漫才の夢路いとし師匠が亡くなった。
あれだけの高齢になってもちゃんと喋りで笑わせることができる、類い希なコンビだった。