咳が止まらぬ

 退廃的な三が日を過ごしているが、咳が出るため完全に脱力するところまではいけないでいる。
 普段はなんということもないのだが、一度出ると止まらなくなる。
 癖の咳だと思う。
 咳をすることで、気管支を息で「かいて」しまう。
 かゆいところをかきはじめると、かえってかゆくなり、かくのをやめられなくなるのとおなじで、いったん咳をして気管支を「かいて」しまうと、咳をやめられなくなるという仕組みだろう。

 朝、昨日作ったちらし寿司を食べる。
 昼、お汁粉を食べる。
 正月関係で買ったものはこれで処理完了。

 夕方、新宿のTSUTAYAへ行き、借りていたCDを返す。
 そのまま実家へ。

 元日、二日と、食い飽きたお煮染めをまた出される。
 「お正月なんだから、たべてたべて!」
 と母親から鼻息荒く勧められる。
 もうお煮染めは見るのもイヤだ。
 芥川龍之介『芋粥』みたいなシチュエーションだ。

 年賀状の返事を書く。

 『夏への扉』読んでしまったので、代わりに読む本はないかと本棚を探す。
 5年前に買った『帝王ビル・ゲイツの誕生』が一番分厚かったので読み始める。