いくつになっても色気と可愛げ

6時起き。
着替えてジョギング。
清新町から臨海公園を抜け、荒川堤防沿いを戻った。
厳密に言えば、江戸川区側は荒川ではなく中川だ。
中川は埼玉の羽生市あたりから利根川に沿って流れ、新小岩からは荒川と平行に流れる。

江戸時代から昭和にかけて、ここいらの水系は流れを大きく変えられている。
昔は利根川も東京湾に流れていたらしい。
当時の地図で河川を見ると、あっちこっちから流れてきた川が一斉に東京湾に流れ込んでいる。
大雨で増水したら、ひとたまりもなかろう。

荒川と中川を分ける中土手は、幅数十メートルくらいで、今はどうか知らんが、子供の頃は葛西橋からはしごで降りることができた。
引き潮の時に降り、干潟で餌のゴカイを捕まえたりした。

昔は釣り人がたくさんいたけど、平成になった頃から数が減った。
今は夜や明け方に、シーバス狙いの釣り人がいる。

臨海公園まで走ると、距離が7キロとやや長くなってしまった。
朝一は5キロがちょうどいい。

朝飯に、鯵、納豆、大根おろし、ご飯。
食べたら汗が出た。
電車に乗ってもそれは続いた。
蒸し暑かった。

夕方、池袋へ。
東池袋大勝軒で、本家のつけそば食べる。

あうるすぽっとにて、風間杜夫一人芝居「正義の味方」観劇。
95才のジジイが、銭湯をやっている。
時たま、客に落語や講談みたいなことを披露したり、老人相手にカルタをしたりしている。
なぜ彼が銭湯を続けているのかも、回想の一人芝居で演じられる、といった具合。
内容や演出より、ナマの風間杜夫を堪能するための公演だった。
常連と思われるお客さんの「待ってました!」のかけ声が飛んでいた。
役者が芝居をしている姿に色気と可愛げが満ちていた。
いくつになっても、風間杜夫は風間杜夫。

10時前に帰宅。
水のシャワーを浴びてさっぱりする。
去年まで住んでいた部屋と違い、水が水道管直結で供給されるため、冷たくて気持ち良かった。