豚角煮

 涼しい。
 梅雨も明け、30度越えの日もちらほらあったりするので、冷夏の不安はさすがにないのだが、夕方を過ぎた頃から涼しい風が吹き始めた。
 気温はたぶん25度を下回ったんじゃないかと思う。
 7月23日だというのに。
 海に行く予定を入れなくて良かった。

 それでも昼は、まあ暑かった。
 風が乾いて気持ちよく、夏が苦手な人でもこれなら安心という感じの気候だった。

 ノアドーム大会を特集した、週刊プロレス特別号をコンビニ、キオスク、本屋で探した。
 しかし、どこにもない。
 あっという間に売り切れたか、初めから入れてないかのどちらかだ。
 後者の可能性は意外と高い。
 夕方、信濃町の本屋でようやく見つけた。
 電車でじっくり読む。

 夕方6時半、武蔵小金井の商店街は祭りの準備でにぎわっていた。
 毎年恒例のお祭りだ。
 今週は阿波踊りらしい。
 来週はサンバカーニバルだ。
 夏が来たなあ、と思う。

 昼くらいからずっと、豚角煮が食べたいなあと思っていたので、商店街を抜けてまっすぐにスーパーへ行き、精肉コーナーへ直行した。
 豚バラ肉は安く売っていたので迷わず購入。

 たっぷりの水でネギ1本といっしょに1時間以上茹でてアクをとる。
 肉を上げて3センチ角に切り、ゆで汁8、泡盛2、砂糖1、醤油1の割合で作ったタレにつけ、スライスしたショウガと共にゆっくり煮込む。
 3時間以上火にかけ完成。
 ゆで汁ではなく、カツオのだし汁を用意して作った方が、当然のことながらあっさりする。
 が、1時間以上茹でたゆで汁も捨てがたい。
 どのみち、肉自体の油はかなり抜けている。

 ポップジャムに横山剣が出ていた。
 相変わらず格好いい。
 モテモテだろうなあ。

 「イーネ!」を使い始めたのは、小学生の頃からだという。
 先生の真似だそうだ。
 ただしその先生の言い方は癒し系で、
 「いいねー…」
 と感嘆するような言い方だったようだ。
 演奏した曲は『タイガー&ドラゴン』だったのでちょっとがっかりした。
 アルバムの中の新曲をやってくれるかと思っていたのだが。