昨日に続き、空気の乾いた過ごしやすい日だった。
去年もこういう日が結構あった。6月に。
7月からはムシ暑かったけど。
2000年と2001年の7月はやけに暑かったような気がする。
2000年のその時期は日記をウェブに移行する直前で記録が残っておらず、どう暑かったのかはわからない。
大学の同期の女の子が結婚したのが7月で、渋谷でのパーティーが随分暑かったのを覚えている。
帰りに武蔵小金井のモスバーガーでこれまた同期の浅香と旧交を温めたのだ。
カウンターで喋っていたら天井の空調からゴキブリが羽ばたき、それが浅香のつむじに軟着陸するのを見た。
「ん?」
という感じで頭を振り払ったら目の前にゴキブリがぽとりと落ち、彼は大いに驚いた後、
「勘弁してよ…」
と弱々しくつぶやいた。
非常に心苦しかったが、大笑いした。
2001年の7月は記録的な猛暑が続いた。
昼にビルの屋上で上半身裸になり体を焼いていたのを覚えている。
なんでそんなことをしようと思ったのか。
梅雨明けしたが、まだ夏は本気を出してはいないようだ。
今月の末あたりから2週間が勝負だろうか。
夏というのは短いものなのだ。
『哲学者の密室』500ページ到達。
ユダヤ人絶滅収容所の所長が死について考察するくだりは、さすがにちょっとついていけない。
だが、物語の構造は明らかになり、随分読みやすくなった。
夕方、三軒茶屋のスタジオSpark one へ。
松本健と待ち合わせし、劇場の予約をする。
12月29日と30日の2日間。
前回公演とは随分とブランクができてしまったが、ようやく次回公演のめどがついた。
8月中に台本を完成し、9月からはパーマ企画の演出をし、11月からマグの稽古に入る予定。
当初は今年の夏に公演をやろうと思っていたのだけど、劇団員3人で話し合い、慎重に計画を進めたらこうなった。
芝居のタイトルはすでに決まっている。
『アシュラシュシュシュ』
ひらがなで、
『あしゅらしゅしゅしゅ』
の方がまぬけでいいかなとも思うがどうだろう。
先月からプロットを考え、キャラクターの設定とストーリーの4分の3はできあがった。
あとはこの夏、台本の形にするだけだ。
小屋主さんは話し好きな人で、麦茶を振る舞われ30分ほど話を聞いた。
「芝居でしょ? もうコントは飽きたの。いい芝居やってね!」
と、不思議なエールをもらった。
三軒茶屋のドトールで松本くんと予算の打ち合わせをする。
次回公演は山崎をメインで考えていることを話し、ついでにできている台本の設定やストーリーを説明した。
チラシについても話す。
「誰か、マンガ描いてくんないかね」
「面白けりゃいいけど」
「ネタはオレ考えるから」
「うーん」
コミケに出品した経験のある知人の名が出た。
しかし、どうなるかはまだ未定。
9時半帰宅。
ジョギングはなし。不思議なもので、蒸し暑い日の方が走ろうという気になる。
サウナ気分ということだろう。
シャワーを浴びてから、キャンディーズのミキちゃんボーカル選曲集を聞きながら、焼酎のソーダ割りを飲んだ。