陣馬山和田峠ランニング

5時起き。早過ぎたので30分ほど寝てから、米を炊き、味噌汁を暖め、卵焼きを作った。朝飯に、ご飯、味噌汁、納豆、卵焼き、茄子のぬか漬けを食べた。
バカらしいことに、食べたら眠くなった。それで、寝た。8時に起き、また寝て、結局10時に起きた。

ドラッグストアへ行き、カツ丼とポカリスエットを買ってきて食べた。ポカリは半分飲み、水を足した。着替えをリュックに積め、10時40分過ぎに家を出た。

永福町から井の頭線と京王線で高尾へ。高尾には12時過ぎに着いた。
陣馬街道の峠走をするにあたり、コースを検討した結果、高尾からバスで5キロほど北上したところをスタート地点にすることにした。バスは北口から出ている。JR側だ。京王の改札からJRの改札を通り、北口に出る。そこでコインロッカーを探す。が。

なかった。

ネットで調べると、高尾のコインロッカーは京王線側にしかないらしい。
すぐ、京王側に移動しようと思ったが、北口から南口への移動は、思い切り迂回しないといけないのだった。

京王側に周り、コインロッカーに荷物を入れ、再び北側へ。バス亭で時刻表を調べ、「河原宿大橋」に停車するバスを確認し、それに乗り込んだ。

1時、河原宿大橋へ。下りてすぐ先が交差点で、左折すると陣馬街道だった。ここから和田峠までは12キロ。まずはゆっくりと走り始めた。

地図で調べたところ、陣馬山登山者が降りるバス亭があり、そこまではほぼ道はフラットのようだった。およそ9キロだった。アップ代わりにゆっくり走ればいいと思い、歩幅を短めにして淡々と走った。

途中、人体アート像が無造作に置かれていたり、猿がいる林などがあったりしたが、登山口までは無難に走った。傾斜も緩く、ほとんど上りのストレスを感じることはなかった。

やがて、登山口へ。「山下屋」の右奥から手前に向かって走ってきたのだが、右奥にバス亭があった。後で思うと、ここまでバスで来ても良かったかもしれない。ここまで傾斜はほとんど感じられなかった。

ゲートをくぐると、容赦ない上り坂が始まった。

勾配の割合についてはよくわからないが、ヤビツ峠を走った時と比べると、角度的には「容赦ない」としか言いようがなかったと思う。途中、二人連れのサイクリストがいたが、あまりの急さに普通に漕げなかったようだった。それを涼しい顔して追い抜いたが、彼らが見えないところまで上がってから、叫ぶようにゼイゼイいった。

それでも、坂のトータル距離自体は3キロほどと短かったので、足さえ動かしていれば峠にたどり着くことができた。

和田峠。標高690メートル。反対側の藤野側から上ってきたサイクリストたちがたくさんいた。

陣馬山山頂はここから600メートルほどで、たぶんこの写真の左上あたりが頂上らしいが、登山しにきたのではないし、体力温存を考えて辞退した。

帰りは、反対側のルートを中央線藤野駅へ下った。

下りは、心拍数は上がらないため、前半はすいすい走れた。日頃走れない速度が出せるので、今回はフォーム調整のつもりで走った。後半は筋肉が悲鳴を上げはじめた。ハムストリングスと、ケツ筋。麓に下りた頃、ケツ筋は、タモリ倶楽部OP映像のごとく、プルプル震えるほどになっていた。中央自動車道のトンネルに差し掛かる手前が、数百メートルの上り坂になっている。8キロくらい延々と下ってきて、ここにきての上り坂は、傾斜が緩いにもかかわらず、ほんとに辛かった。

藤野に着くと、あと10分で電車が来るタイミングだったので、うろちょろすることなくすぐに駅へ。

高尾に戻り、ロッカーで荷物を出す。高尾山口のスーパー銭湯で風呂に入って行こうと思っていたのだが、時刻はすでに4時を過ぎていたので、やめにした。

永福町へ、無言の帰宅。

5時半帰宅。風呂に入り、夕食に、味噌汁、納豆二パック食べる。

高尾側から走る陣馬街道ルートは、坂道が最後の3キロに凝縮されているのが難点だと思った。藤野側から上った方が、ランニングコースとしてはバランスがいいかもしれない。
あと、途中で猿がいたのを動画で撮ったのだが、あとで見たら何一つ映っていなかった。キー!

野村克也氏、亡くなる。
ヤクルト監督になって以降のノムさんより、それ以前、解説者として「野村スコープ」を用いたり、スポーツ紙や週刊誌に戦評を書いていた頃のノムさんが好きだった。

山際淳司「江夏の21球」にも、ノムさんは登場する。1979年当時、まだ引退はしていないのだが、ノムさんはネット裏で観戦している。同エッセイには、ノーアウト満塁になってからの江夏の投球に目を瞠るノムさんの談話など、色々収録されている。要するに俺は、そういう感じで素人がわからない諸々に目をキラリと光らせているノムさんが、カッコいいなあと思っていたのだ。
野村監督VS落合監督が見たかった。たぶん、年に何度も「くーっ!」とか言ってたと思う。素人のくせに。