効率的に国を悪くする手段

6時にタイマーで目が覚めたが、うつらうつらしているうちに8時を過ぎていた。

朝飯に、おでんの残り汁を使った高野豆腐の含め煮と、冷凍してあった『とらや』のコロッケ、ご飯食べる。

9時半から作業。ボス仕事中心。メインのツールに、派生ツールの機能を統合するというもの。メインツールを作った人は、プログラマー思考を持った人で、クラスモジュールを効果的に使ってコードを書いていた。

昼、高野豆腐、かぼちゃの煮付け、肉まん、ミニどら焼き食べる。めちゃくちゃな取り合わせ。あるものを食べただけという感じ。

走りに行く。五日市街道を走り、ワークマン宮前店で防寒シューズを受け取り、図書館で予約した本を受け取る。9キロ。

午後、メインツールと派生ツールのコード比較をし、どうやって機能を統合するか考える。

夕食に、たぬきうどん、ハムトースト。

『東風』練習。最初の1ページはなんとか慣れてきた。

『昭和のテレビ王』読了。巻末に久米宏のインタビューが載っている。それ目当てで借りたようなもの。

岩波書店編集部の『私の「戦後民主主義」』『私にとっての憲法』『これからどうする』、松任谷由実『才能礼賛』、『TBSラジオ公式読本』を、同じ目的で借りた。

久米さんの寄稿した文だけ先に読んだ。一番新しいのは『TBSラジオ公式読本』だった。刊行は2021年12月となっている。

久米さんが戦後民主主義や憲法についての本に寄稿してきたのは、ことさら政治的であったからというわけではないだろう。おそらく、昭和19年生まれの人であるということが大きい。この年に生まれた人は、1960年安保を高校1年生の時に経験している。

教育基本法第2条について久米さんは、国を愛する気持ちは教育するものではなく、この国が好きだと自然に思えるような国にすれば育つものだと、ラジオで語っていた。ド正論である。

こうした、ウルトラうすらバカが寄り集まって作った法案がまかり通った方が、世の中は効率的に悪くなってくれるだろう。『なってくれるだろう』とは、潜在的にそのように感じている人がいると仮定した上での表現だ。

愛国心教育を例にすると、その方向で世の中がさらに悪くなっていった結果、人を簡単に非国民呼ばわりする奴らが増えるだろう。そいつらは、おのおのが憎悪を自己増殖させ、デビルマン5巻で美樹の首をちょん切るような集団となるだろう。

世情がどんどん不安定になっていき、限界に達した時に、どのような爆発が起きるのかはわからない。しかし、日本人の何パーセントかは、潜在的にそうした爆発を望んでいるような気がする。保育園落ちた日本死ね!! の頃からそうだろう。「こんなニッポンのなにを守れっていうんだ?」である。

それにも関わらず、そんな人々の中にも愛国心はあると思う。

昨年、AbemaTVで配信された『国境デスロード』で、南米の某国を脱出してアメリカに入国しようとする人々の中に、母国で政府から弾圧された人がいた。しかしその人は、それでも自分の国が好きだと語り、そういうものだろ、と言った。

『そういうもの』の中に愛国心があるという反語的な考え方は、ギリギリの状況で発せられた言葉だけに、真に迫るものを感じた。日本死ね!! もまた同じ反語的構造であると思うし、むしろその言葉は愛国心から発したものであるということもできる。

ゆえに、教育基本法第2条なんかいらない。

ついでに言えば、愛国心を養うには国を良くすればいいという意見さえ、あえて述べる必要ない。

愛国心について、あらゆる点から一切触れなくても、たぶんそれは、『そういうもの』の中にあるからだ。

このオレにさえ、ある。どういう形かは言わないけど。