ゴミ捨て

 朝の山手通りは空いていたので、阿佐ヶ谷から五反田へは30分くらいで着いた。
 倉庫にトラックを止められるのは8時以降だったので、パーキングにトラックを止めた。
 いつの間にか眠っていた。
 エンジンを止めていたので運転席は蒸し風呂のように暑かったし、シートを倒せるわけではないので上半身は垂直に近く非常に寝づらかったが、足をフロントガラスにつける形で胎児のように丸くなったらなんとかうとうとできた。
 8時過ぎに起き、倉庫へトラックを入れる。

 松本さんに倉庫を案内される。
 これから年末にかけては、実用に耐える倉庫にしていく作業が続くらしい。
 楽しそうだ。

 10時過ぎに荷下ろしをする。
 広いスペースにどんどんおろすだけなので、あっという間に終わった。
 そして、処分業者に渡す分を積む。
 これも、量はそれほどでもなかった。

 11時半に倉庫を出て、まず人形町へ。
 ゴミ処分の伝票を松本さんが買ってきた。
 その後、勝手知ったる永代通りを東へ走り、三ツ目通りから湾岸道路へ。
 夢の島の先にある若洲に着いたのは1時過ぎだった。

 処分業者の施設には、ゴミが山をなしていた。
 あれほど高く積まれたゴミの山を見たのは初めてだ。
 トラックのゴミをじゃんじゃん捨てる。
 5分ほどですべて捨て終わった。

 レインボーブリッジ経由で五反田の倉庫に戻り、松本さんと倉庫の人をおろす。
 精算の件について二、三確認してから、松本さんと別れる。

 4時半に阿佐ヶ谷帰着。
 無事、トラック返却。

 降りるまで気づかなかったが、私物と、昨日健ちゃんに渡された荷物を合わせると、おそらく30キロ近い重量があった。
 自転車の駐輪場まで歩くのが非常に大変だった。
 500メートルほどの道のりを15分かけて歩いた。

 5時半帰宅。
 シャワーを浴び、ようやく人心地がついたところで、買い物に行く。
 にぎり寿司のパックと果物、米などを買う。
 酒屋に寄り、ギネスビールを買う。

 部屋を少しだけ片付け、7時に夕食。
 ギネスビールを飲み、寿司を食べ、やっと打ち上げをしている気分になる。
 すぐ眠くなり、2時間ほど仮眠。
 起きてからまたビールを飲み、部屋をまた少し片付けた。