『カラマーゾフの兄弟』本編読了

『カラマーゾフの兄弟』5巻読む。
冒頭にエピローグが収められている。
数十ページなので、あっという間に読了。
ラストのアリョーシャと子供達のシーンは、祝福感に満ちている。
無垢な魂が共感しあうことの感動とカタルシスがある。
壮大な物語はこれにて幕であるが、本来この作品は<パート1>であったらしい。
<パート2>の執筆に取りかかる前にドストエフスキーは亡くなってしまった。
いわば現存する『カラマーゾフの兄弟』は未完の作品である。
にもかかわらず、作品としての完成度は異様に高く、世界文学史上に金字塔を打ち立てた。

5巻の残りのページは、そんなドストエフスキーの生涯と年表、翻訳者による作品の解題がたっぷり収録されている。
新書1冊分のボリュームは優にある。
しかしこの作品に打ちのめされた人ならば、読むことにためらいは覚えないだろう。

風邪が流行っているようだ。
マスクをした人を数名見た。
変に体を冷やしたりしないよう気をつけねば。

夕方6時半帰宅。
麻婆豆腐を作って食べる。
その後、プリンタの印刷をする。
昨日インクの補充をしたのだが、一日経っても出力が落ち着かなかった。
イエローとマゼンタが出ず、シアンのみの出力となってしまう。
カートリッジの寿命が尽きたのかも知れない。
明日買うことにする。

ジョギングは中止。
プリンタ作業に思いの外時間がかかったため。