共和国を作るためのもの

4時半起き。外はまだうす暗かった。夏が少しずつ夏でなくなっていく。

お菓子を練習し、コーヒーを飲み、小豆練乳アイスを食べ、水耕栽培トマトの水をバケツ二杯補充し、弊ブログを更新した。

書き作業をしようとしたが、ファイルをGitに追加するだけであとは何もしなかった。『明日から本気出す』パターン。

朝飯にフルーツグラノーラとミルク、トマト二つ食べる。

トマトは、食べる機会がある度に二つか三つ食べているため、冷蔵庫にしまっている生食用トマトは大分減ってきた。その代わり冷凍庫に回した分はすごい量になっている。

実家マンションの名義変更関連の書類を書き、7時半過ぎに家を出る。自転車で現場へ。黒雲丹ポロシャツを着ると、ワイシャツに比べてはるかに涼しいことが、自転車に乗るとよくわかる。

漕ぎながらオリンピックのことを考えた。

オリンピックそのものが、オリンピックを人間にやらせる意志を持っているのではないだろうか。我々は、人間の意志で開催も中止も決められると思いこんでいるが、そもそも人間にそんな力などないのではないか?

そう考えると、現在の状況で行われているオリンピックが、とても愛しいものに思えてくる。招聘活動中から一貫して反対気味の無関心であったが、今は違う。こういう開催のされ方になって良かったと本気で思っている。

じゃあ、テレビで競技を見ているのかというと、まったく見ていない。サッカーの男子準決勝を見ただけだ。正確に言うと、「オリンピックだから見よう」とは思っていない。競技の結果も熱心には追っていない。トラブルがあったニュースがなければ、無事にその競技は行われたと判断し、良かった良かったと思い、ありがとうございましたと心の中で一礼している。

そして、メダルの数なんか関係ないんだなとも思う。今回、日本はすでに20個以上の金メダルを取っているが、誰も騒いでいない。『醒めてるから』ということもあろうが、オリンピックの本質的な価値はメダルにあるのではないことに、人々がうっすらと気づいたからだと、前向きにとらえたい。

だって、古代オリンピックの理念でいえば、国が集まって優劣を決めるのではなく、国という概念がありきの戦争さえ中断して、一定期間だけスポーツの共和国を作るのが目的といえるのだから、国の名誉を背負うという考え方は根本的におかしいのだ。

第一、こんな状況でも、ボイコットした国はそんなに多くない。北朝鮮とギニアくらいか。よくぞ、来てくれたものだなあと思う。

全然見てないけど、たまに外でごはん食べているときに放送しているオリンピックの映像は見ていて、どんな競技でも、日本が出ていなくても、その『ちょっと見』が非常に楽しい。

そういえばこの前のサッカーも、カメラが引いてフィールド全体を映している時間がとても良かった。青と白の服を着た人間達が、集まったり離れたり、互いの陣地に入ったりしているのを、寄せては返す波を延々と見るような気持ちで眺めていた。その時間が心地よかった。

午前中、ゴッド氏ツール作業の続きをする。エクセルに出力する値を、Index Match関数を使うか、ピボットテーブルにするか、あるいはアクセスでクロス集計クエリを使うか、それぞれの手段の間で揺れ動く。

昼、なんか鶏肉と炒り卵がのっかった弁当を食べた。

午後、ゴッド氏と打ち合わせ。新ツールは、旧ツールの出力データはつけなくていいと言われる。それなら話は早いと思ったが、もう終わりの時間だった。

6時半、ヘアサロンへ。髪を切り、頭皮をクレンジングしてもらい、ブライアン・ジョーンズのシタールで始まる曲のタイトルに相当する処置をしてもらった。

アヴェさんに、夏休みの課題図書の話をする。「全巻読み返しは無理でしたが、胡蝶しのぶで挫折したという前回の発言は言い過ぎでした」みたいなことを言う。アヴェさんは後半が好きとのことだった。

いなげやで買い物し、8時半帰宅。夕食に、助六寿司、カツサンド食べる。

4時起きが続いているためか、最近11時前後になると眠くなる。素直に11時前後に就寝。