朝、うっかり寝過ごして、現場に行く時間を過ぎてしまったため、自宅に切り替える。来週火曜にどのみち現場に行くので、別に今日行かなくても影響はない。
現場に行った時に昼飯を食べようと思っていた『キッチン岡田』が、どうやらずっと休業中らしいことを、Googleマップで知った。7月から4回くらい行ってみたが、ずっと閉まっていた。このまま閉店してしまうかもしれない。
イノシシが気になって、Xで検索を続ける。浦安に居続けているらしく、堀江地区に出没したらしい。山野に脱出しようにも、南へ移動すれば海だし、北は住宅地。閉じ込められているようなもので気の毒なことだ。捕獲したとしても、どこに逃がせばいいのだろう。
イノシシ関連で連想し、荒川河口や臨海公園に住み着いているタヌキについて調べた。臨海公園のタヌキは名物になっているらしい。公園にはもともとネコがおり、餌づけされていたし、タヌキならそのおこぼれ狙いで生きていけるかもしれない。また、人に慣れれば、人からもらうエサで生きていけるかも。いいことではなさそうだが。
荒川河口域にはアライグマが巣くっているそうだ。シーバス釣りをしている人のSNS投稿で知った。4年前、同じ地域でタヌキを見かけたが、たぶんそのあたりだろう。
そういう生き物は、長い時間かけて上流から移動してきたのだと思う。今回のイノシシもそうだろうが、サイズ的に葛西や浦安地区に居着くことは無理だ。しかし、泳いで移動するという手段を使えば、上州山間部から東京湾奥への移動が可能ということを示したわけで、こうなると、クマがやってくる可能性だって完全にゼロではない。しかし、クマが葛西で発見されたら、パニックとなるだろうな。
夜、生産性のない時間を過ごす。せいぜい編み作業くらいか。先月、大鹿村に行った時、運転しながら己の来し方行く末を考えて、そろそろ本気出さないとやばいなと思った。
そこで思い出したのは、呪いシステムだ。過去何度か使ったことがあるのだが、要するに願掛けの一種で、あることを成し遂げない場合、自分にふりかかる呪いを定義するわけだ。
「もし○○をしなかった場合△△を失う」
これが基本構文なのだが、△△の部分に失ってはシャレにならないものを定義することで、呪いが成立する。たとえば、愛する存在、大事にしている物、叶えたいと思っていた夢などがあったら、それを△△に入れる。
○○の部分に、実行可能なことを入れるのも重要だ。「3月まで毎月400キロランニングをする」とかいうのは、今の自分の生活では不可能だが、150キロならなんとかなる。200キロは微妙だ。ここで葛藤する。200キロで呪いシステムを使うのは、よほどの覚悟がないとできない。しかし、そのくらいしなければいい記録を出すのが無理なら、しないといけないし、呪いシステムはサボりがちな精神にハッパをかけるのに有効だ。
ただし、例外条件も定めないといけない。捻挫、骨折、肉離れなどをしてしまったら、月200キロ走るのは不可能だ。そういう場合は、呪いシステムは解除される。
大鹿に行った時、二つの呪いシステムを考えついたのだが、まだ、願掛けはしていない。一度願掛けをしたら、もう逃げられないことはわかっているからだ。
だから、11月になっても尻込みしている。でも、そろそろしないといけない。そのことを考えると憂鬱になる。


