7時半起き。朝飯にコロッケうどんを作って食べる。昨日買ったコロッケのうち、『石田精肉店』のものを使った。肉の味がする。『倉持』のはジャガイモの甘みがある。どちらも大変美味しい。
8時20分に家を出る。9時10分現場へ。昨日仕上げた音羽屋さんツールを中心に、ごちゃごちゃしたコードを分析し、クラスモジュールに書き換える作業をする。こういう作業は延々と時間がかかるので、現場に出向いた方がはかどる。
昼、『水野』でカツ丼食べる。味が薄かった。カツ丼の味つけはやや濃いめの方がいい。汁物はあってもあくてもいいが、沢庵が二切れくらい欲しい。盛りはどーんと欲しい。そういう意味で物足りなかった。
ふと、高円寺の『三晴食堂』が閉業したらどうしようと心配になった。今のところ、カツ丼はあの店のが一番好きだ。あるべき姿をしている。
午後、クラスモジュール化の続き。Implements でクラスを呼び出す書き方にしている。慣れていないため、AI に色々聞きながら作業する。勉強し直しているみたいだが、こういう時の AI は家庭教師みたいで大変役に立つ。
夕方5時、脳を酷使したため疲労感があった。
6時まで AI に、Windows 3.0 がアメリカでリリースされた当時の反響について聞いたりする。リリースは1990年。それまでの DOS ユーザーが、「GUIだー!」と、大いに盛り上がったそうだ。当時の日本は PC-9801 全盛期で、海の向こうのそうしたムーブメントに対して様子見のニュアンスだったらしい。
うん。実際そうだった。その頃の本屋には MS-DOS 関連の本がたくさんあり、これを勉強することがパソコンを使えるようになることだという雰囲気があった。 わしも買ったわい。
あと、PC-9801 が登場したのは1982年で、IBM-PC が登場したのはその1年前だった。IBM-PC は CPU に 8088 を使っていたため、完全なる 16ビットではなかったが、98 は 8086 を使っていたため、本当に速く感じた。1983年登場の9801F は、クロックが 5MHz から 8MHz になった。そして、その頃からずっと長いこと、98 の方が IBM のパソコンよりハード性能は高いのだと思っていた。
しかし、1984年に IBM-PC/AT が登場して以降は、90年代まで常に IBM のフラッグシップ機の方が 98 よりハード性能が高かったということを、AI との雑談で知った。積んでいる CPU からして違った。98 が V30 を積んでいる頃に IBM は 286 を積んでいる。98 が286 の頃は 386 だ。相手にならない。
これは結構ショックだった。お釈迦様の手のひらでぐるぐる回っていたのだ。Windows3.0 の日本様子見も、結局、フラッグシップ機のCPUパワーが追いついてなかったからということではないか。
7時帰宅。夕食に、レトルトハンバーグとコロッケパン。
『三体Ⅲ 死神永生 上』読む。
そもそも地球侵略が目的だった三体は、もはや人類に用はない。虐殺タイムの始まりである。
三体が送り込んだ智子(ソフォン)という AI は、抑止が働いていた頃は大和撫子みたいにおしとやかな、智子(ともこ)という日本人女性の姿で実体化し、程心に茶などたてて振る舞っていたが、抑止力破壊後はキャラが豹変し、髪をカットして迷彩服を着込んでいる。智子は、三体人が地球で暮らすため、人類をすべてオーストラリア大陸に移住させる。オーストラリアでは、食糧配給で列を乱した地球人どもを、カレーに入れる人参のそぎ切りみたいに剣でぶった切り、「クズども!」呼ばわり。
なんだかゾクゾクしてしまった。
前巻は、侵略者『三体』によるカタストロフィーをうっすら予想していたのに、抑止が成立してしまい、若干拍子抜けしたところがあった。
まるで、セクシー・ドロンジョみたいな衣装を着たSM嬢を前に全裸でブリッジした状態のままバランスボールにくくりつけられ、言葉責め、ムチ、ローソク、鼻フック、おのれの姿をスマホで撮られて見せつけられる恥ずかし責め、その他いったいどんな責めをしてくれるのかゾクゾクしていたら、急に縄を解かれたみたいな感じだった。
それが今回は、縄を解かれてうろちょろしていたら、「誰が服着ていいって言ったの?」と言われ、ムチが飛んできたような展開になったのだ。「このクズどもが!」という罵倒つきで。
ところが残念なことに、前巻で艦隊から離脱した宇宙船とそれを追う地球からの宇宙船が、四次元空間に入るイベントがあり、その流れで宇宙船は水滴の攻撃を排除し、程心の代わりに座標公開スイッチを押していた。ただし、その情報が地球や三体戦艦に届くまでタイムラグがあったが。
結局、ウェイドが執剣者になった方が、三体としては恐ろしかったらしい。抑止力とは、(なんかあったらこいつは絶対ボタンを押す)という確信度によるものなのだ。
「おおぐま」「りゅう」練習する。昨日よりは上手くなっていた。ホッとする。稽古は裏切らない。
『タクティクスオウガ』をやってしまい、寝るのが遅れた。3時就寝。

