初通し初飲み

昼、音響作業続き。
候補の音を流し、セリフをブツブツいいながら検証する。

荻窪の「三益」で昼飯。
店に入ると、常連のオヤジが三人、競馬中継を見ていた。
「特製ラーメン下さい」
と店のオヤジに言うと、
「おいしくないよ?」
と聞き返された。
常連がどっと笑う。
「あんかけ入ってるけど大丈夫?」
店のオヤジが再度聞いてきた。
苦笑しながら、
「大丈夫。それ下さい」
と答える。
「そっか。面倒くさいからやりたくねえんだよなあ。ごめん。うそうそ」
面白かった。

特製ラーメンはとても美味しかった。
食べ終わると、
「ありがとね!」
と店のオヤジがにっこりした。

夕方、西荻で稽古。
初通し。

結果は、思ったいたよりは悪くなかった。
場面一つ一つは面白かった。
全体として見ると、長く感じる場面とそうでない場面の差がわかった。

稽古後、西荻で飲み。
月曜から土曜まで仕事がある兜森君、初めて稽古場飲みに参加。
「今日は兜森君が飲みに来られるので全員来てください」
と稽古場締めの時に言う。
「それは命令ですか?」
と誰かに聞かれたので、
「命令です」
と答える。

1時過ぎまで飲む。
兜森君、帰りについでに仕事をしていこうかなと言い出す。
明日、どのみちやらなければならない仕事があるらしい。
「彼、ホントに夜は平気なんですね」
とナベさんが言った。