唐突な歯痛

 本番が近づいているにもかかわらず、夜はなるべくパソコンに向かって台本を書くようにしている。
 睡眠時間を削っていることは自覚しているが、本番が近づいているからこそ、脳の別の部分を使うように心がけた方が、台詞に対して新鮮な気持ちを維持できるのだ。
 というわけで、今朝も眠いまま出勤し、午前中なのに午前様みたいな、合ってるんだか間違ってるんだかわからない状態だった。

 立原正秋「はましぎ」読む。
 贅沢な、豊かな生き方が表現されていると思った。

 夕方、TJPスタジオにて稽古。
 通しの最中、急に歯が痛くなり、気が遠くなる。
 脂汗が出てきたが、すぐに痛みがおさまった。
 あれは何だったのだろう?

 夜、シャワーを浴び、浴室の鏡を見たら、眼の下に隈が出来ていた。
 疲労ではなく、稽古中に感じた歯痛によるものだろう。
 痛みは体の色々なところに影響を及ぼす。