友達がいないとわかった瞬間

 書くことがなく書きたいこともないので昨日の日記はお休み。
 今日も同じようなもんなのだが。
 遊んでる場合じゃないのに退屈を感じるというのは鬱に近い状態ともいえる。

 夕方、ビッグパワーズで夕飯の食材探し。
 刺身が食いたかったがいい魚はなし。
 ウナギが2匹で500円と安かったので夕食は鰻丼にする。
 あと、最近よく作るポテトサラダ。
 切り干し大根に三杯酢をかけたやつ。
 以上。

 精神状態の傾向と対策を見極めるために、中学時代からつけている日記を紐解いてみた。
 1986年の2月5日が一番最初の日付になる。
 ぱらぱらめくるうちになんだか辛い気持ちになってきた。
 おれ、友達がいなかったんだなあ。

 実際、高校時代は学校以外の場所で友達と遊んだりすることが殆どなかった。
 数えるくらいといってもいい。
 確か高校2年の夏休みにふと気がついたのだ。
 「あれ? おれ、友達いねえぞ?」

 痛いのは、友達がいないことを知っていながら、それに気付かぬふりを3年間もし続けてきたことだ。

 あの頃欲しかった友達は、休みの日に「今なにやってんの?」と気軽に電話ができる友達だった。

 大学に入って最初に努力したのは、気軽に電話できるような友達を作ろうということだった。

 今思えば馬鹿みたいな話だ。

 思春期は長い長いトンネルだった。
 トンネルを抜けたのは19歳になってからだろうか。
 物事に対してある程度「どうでもいい」と思えるようになってから、色々なことが楽になったのだ。

 面白いもので、楽になる前と後とでは、書く字が全然違うのだ。
 楽になる前に書いていた字は、丁寧だけどみっともない。
 楽になってから書くようになった字は、乱暴だけど潔い。